僕のアパートに到着した
「ありがとうございました」
僕は深々と頭を下げた
恭介さんは手を振ってくれた
やっぱ恭介さんは大人の余裕というか,そういうものが出てる。
僕たちみたいな大学生とは何か違う雰囲気を持ってる。
凄く優しい人だってわかる
昨日,安田君とエッチしたことを後悔した。
この人が知ったら傷つくかなって・・・
アパートに帰ると僕はすぐにベッドに入り眠りについた
そして朝になり僕はいつもどおり学校に行く
ちょうどバイクの置き場のところに安田君を発見!
「おはよう」
僕が挨拶すると,安田君は凄く眠たそうに返してきた
「何でそんな眠そうなん?」
「昨日はあいつがなかなか寝かせてくれなくて(笑)」
そんな激しいのか!!恭介さんは!!
僕は赤面してしまった
「うそうそ。ちょっとバイトで遅くなって眠れなかったんだ。まぁ恭介は結構激しいけどな。」
「え〜」
なんかこういうゲイ的発言することが当たり前になってきた
でも僕らだけに話せることだ。
ノンケの友達にはちゃんと女の話をしないといけない
僕は安田君が何か唯一の救いどころみたいな気がしてきた
他の友達には嘘ついて,好きでもない女優の話したり,AVの話したり,彼女の相談とか聞いたり,うんざりだったんだ
でも安田君とは何でも話せる。
それが凄く嬉しいし,気が楽なんだ
「なぁケンジ,夏休み入ったらキャンプしに行かねぇ?」
「キャンプ!?やるやる!」
「恭介と二人じゃあつまんねぇし」
「7月の29ぐらいがよくね?一泊二日で」
「まぁキャンプっていっても,俺のじいちゃん家の近くの川辺なんだけどな(笑)」
それにしてもキャンプとか友達同士でやったことなかったからワクワクだった
でもこれが,この後の僕たちの関係が壊れるなんて思ってもなかったんだ