冬休み後の話。この冬休みから僕も茂のお誘いで茂と同じスイミングスクールに通うようになっていて、放課後に会う時間はそれまでに比べて圧倒的に多くなった。特にスイミングスクールは同じところから送迎バスに乗っていたから、毎週月曜日と木曜日の放課後はずっと一緒だった。この頃から僕の股間に微妙な変化が現れ始めた。それまで日焼けも無く白かったちんぽやその周囲が少しずつ黒くなってきて、最初は茂と一緒にちんぽの皮を剥いたことで何か病気にでもかかったのではないかと心配になった。やっぱり真っ先に茂に相談したことを覚えている。相談したのは茂が僕の家に泊りに来た日の夜だった。風呂に入ってもう寝るばかりになった僕の部屋で消灯の直前だった。
「え、ちんこが黒くなった?」
「うん…やばいかな?」
「見せてよ」
茂はあっさりと言い僕がパンツを脱ぐのを見ていた。でも実際パンツを脱いで股間を見せると、
「…え、そんなに黒いか?」
と不思議そうに眺めて来る。
「俺も同じくらいだよ?」
「え、そうなの?」
「うん…ほら」
と着ていたパジャマとパンツを脱いで見せてくれた。久しぶりに見た茂のちんぽは前よりちん毛が濃くなっていてもう大人みたいだった。確かに茂のちんぽやその周囲の色は僕と同じかそれ以上に黒ずんでいた。
「たぶんもう少しで亮太にもちん毛が生えてくるよ」
茂はあっさりと言うと濃くなったちん毛を引っ張って笑った。どういう根拠があっての予言なのかは解らなかったけど、言われてみると何だか嬉しいような嬉しくないような複雑な気持ちになったことを今でも覚えている。でもそれから暫くした2月、茂の予言はは見事に的中、僕のちんぽには毛が生始めた。スイミングスクールで泳ぎ終わった後の着替えのとき、やっぱり真っ先に茂に報告。
「見せて」
と言われ茂の前で股間を晒すと、
「お、生えてきてるね。良かったじゃん。亮太も大人の仲間入りだね。おめでと!」
と素直に喜んでお祝いにジュースを奢ってくれた。でもまだこの時点で同級生の中でちん毛が生えているヤツはごく少数派で、弄られることを考えればやっぱりちょっと複雑な想いがあったのは事実。 しかもこの頃から僕の身長は一気に伸び始め、元々クラスでは高身長のグループにいたけど、6年生になった最初の身体測定後に背の順に並んだときにはクラスの最後尾になった。茂は相変わらずクラスの真ん中より少し前辺りにいたけど、スイミングスクールの着替えのときに見る茂の股間の成熟ぶりにはいつも圧倒されていた。学年でも間違いなく最大のちんぽをぶら下げていて、修学旅行で皆で風呂に入ったときなんかは周囲が茂のちんぽのでかさとちん毛の生え具合に大騒ぎしていた。茂や僕以外にちん毛が生えているヤツは3人くらいしかいなくて、僕もちょっと恥ずかしかったけど、
「隠すとか男のやることじゃねーし」
という茂の一言でまだちん毛があまり濃くない股間を隠すことなく入浴を終えた。仲の良い友達が数人、僕のちん毛を発見して騒ごうとしたけど、
「おめーら、ガキかよ?」
というガキによるガキに対しての指摘によって黙ってしまった。