車に着いて乗ったあと、携帯が鳴り、みてみるとユウ君からメールだった…。
『漣なにしてるん!見に来てくれてるんなら言うてや!そしたらもっとカッコイイとこ見せたかったのに!もう帰る?』
『え…ユウ君気づいてた?もう帰るよ!』
『帰る時に漣に似てる後ろ姿見えてんけど、すぐに漣て分かったわ!愛のパワーやな(^-^)あとで電話するから出てな!』
『分かった!』
15分くらいしてユウ君から電話が鳴った。
ユウ君=漣、俺やけど!来てくれるなら来るいうてやぁ〜!いつから来てたん?
僕=たぶん10時半くらい。てかユウ君さぁ、ファンの人にアドとか貰ったらメールしたりするん?
ユウ君=する訳ないやん!中にはする奴もおるやろけど、俺はせんよ!
僕=ホント?
ユウ君=ホントやから俺を信じて!漣はなんも心配せんでいいから!
僕=分かった…ユウ君ご飯食べたりするんやろ?ちゃんと食べて午後からも頑張って!
ユウ君=ありがとう!ほなまた連絡するから!
それからさらに30分くらいしてユウ君からメールが来た。
『急やけど、今日夜10時くらいから時間あけといて!』
『分かった…』
ユウ君に会えるんだって、勝手に楽しみにしてた!
そして10時前。ユウ君から『昨日待ち合わせしたとこに今から来て!』
すぐに行った。
昨日よりラフな感じのユウ君が待ってた。『海行こう!』ユウ君が言うので、海まで車を走らせた。
海につき、砂浜を歩いて波打ち際まで行く途中、ユウ君から手をつないできた。僕はちょっと照れながらも握り返した。
砂浜に座って30分くらい話をして、移動する事になった…
ユウ君が運転して、来た道を戻りだした…
もう帰るのか…と思ってたら、ユウ君がホテル行こうって言い出した。来る途中にみつけてたみたいで寄ろうって…
僕は全然よかったけど、ユウ君は帽子もなんにも被ってないので、万が一バレたらダメだと思い、僕の被ってたキャップをユウ君に深くかぶせ、ポロシャツの襟を立たせてあげた。
車でそのまま部屋の入り口まで行ける所で、車を停めてすぐに部屋に入った…
入ったら部屋の電話が鳴って、ユウ君が話をしてた。入り口にある小さい扉からお金を払ってた。僕はユウ君に僕も払うって言ったけど、ユウ君はいいから!とだけ言って、そのまま抱きしめてキスをしてきた…
もうこの場所には2人以外誰も居ない。2人だけの空間。
今日この場所でユウ君に初めてを全部捧げよう。
そう決めた…