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続き・・・
時は一気に進んで、霧斗と知り合ってから1年半が経った。
1年半という長い月日のうちに、俺と霧斗の関係は親友方向へと更に深まっていく。
出会って当初は互いの下の名前で呼び合ってたけど、去年の夏休み直前、あの夜の出来事があってからすぐ、俺は霧斗を「きいちゃん」と呼び、霧斗は俺を「ゆう」と呼ぶ様になった。
互いにサークルとかにも入らず、自由に時間を過ごせる。他の友達も混ぜて、複数でボウリング行ったり、カラオケ行ったりしてたけど、2人きりで行く事も多くて、そういう時はかなり嬉しかった。
霧斗、メチャクチャ歌ウマいんだ。ミスチルとかカンペキだし、福山雅治を歌ってる時のツヤカッコいい声に俺は毎回キュンとなった。
特に「milk tea」を歌われる度に胸がドキドキ。相変わらず俺は霧斗を想い続けてるんだ、心の中で・・・。もう・・・爆発しそう。
そんな頃、俺は地元の浜松で親戚の法事があるから、11月の初めの週末に一旦浜松に帰る事にしたんだ。
ちょうど金曜日にある講義が2つとも休講になるって事前に分かってたから、金曜の昼過ぎの新幹線を予約。
霧斗「新幹線何時?」
俺「昼の1時○○分だよ。」
木曜の夕方、霧斗は俺ん家に遊びに来てた。週末会えないからって事で、軽く宅飲みする事にしてたんだ。
もうそろそろ肌寒い季節。ちょっと寒いからと、首に巻いた紫のストールが、大好きな親友に抜群に似合ってる。
霧斗「じゃあ東京駅で見送ってやるよ!」
俺「マジ〜?きいちゃん講義とがダイジョブかよ。」
霧斗「あー、明日俺午前中休講だし、午後も休もうかなって思ってたから、全然。」
俺「珍しいじゃん、サボるなんて。(笑)」
霧斗「まあたまには良いじゃん♪週末ずっとゆうにも会えないんだしな。つか今日泊まってって良い??」
俺「モチOK!」
霧斗「ラッキー♪」
むしろ俺がラッキーって叫びたかった!メチャクチャ嬉しかった。俺も今週末霧斗に会えないからちょっとつまらなく思ってたか
ら。霧斗も同じ事思ってくれて嬉しかった。
缶チューハイを飲んで、ポテチをかじりながら、ツタヤで借りてあった映画を見て、まったりと過ごしてたら、あっという間に夜中12時近くになっちゃった。
霧斗「ん〜・・・眠い〜・・・。」
缶チューハイを5本くらい飲んで、ほろ酔いよりもちょっと酔った感じの霧斗は、目がトロンとしてた。可愛い。
俺「そろそろ寝る?」
霧斗「ん〜・・・ふぁ〜わ〜・・・」
霧斗から返事が無い。深い吐息だけ聞こえる。
俺「・・・きいちゃん・・・?」
そのまんま寝ちゃった。
ベッドにもたれかかって、足を軽く広げ、スースーと寝息を立てていた。
「しゃーねえなぁ。」
俺は押入れから予備の掛け布団を出して、かけてあげたんだ。その時、思い出した。
「あの時とおんなじ・・・。」
記憶が一気に呼び覚まされた。
霧斗のエロすぎるオナニー姿を目の前にしたあの日。霧斗の綺麗すぎる完全無防備な全裸をじっくりと見たあの日。霧斗の精子べっとりついたチンコを、最初で最後に口に含んだあの日。
今日は服を着てたけど、姿勢も、寝顔も、全部があの日のまま。
20歳になった霧斗の顔は一段と男の色気を増していたが、寝顔はあの日のままの可愛い綺麗な寝顔だった。
ドキドキした。
俺はその時何を思ったのか、霧斗の唇に俺の唇を重ねたんだ。
初めてのキス。
お酒の香りが少しする、柔らかい唇。ちょこっと乾燥してたけど、そんなに気にならなかった。
10秒、20秒、30秒・・・
しばらくたって、俺は唇を離した。
目の前には、俺がキスしてた事にも一切気づかないまま、目を瞑って深い寝息を立てる憧れの男。
対して俺は、心臓がドキドキ、ジーパンの中のチンコは痛い位にギンギンだった。
「もう我慢・・・できねえ・・・!」
俺はそのままトイレにかけこみ、ジーパンとボクサーを脱ぎ捨て、爆発しそうなギンギンの上反りチンコを激しくしごいた。
最近ちょっと薄れかけていたあの日の情景が、頭の中ではっきりと浮かんできた。
あの情景と、霧斗の唇の柔らかい感触が電流となって、交互に俺の体とチンコをかけめぐる。
我慢汁タラタラベトベトのチンコを激しくピストンする度に、グチュグチュといやらしい音がトイレの中で響く。
「ンア・・・!ハァ・・・!ン!アッ!イ・・・!イク!!」
全身の筋肉がヒクつき、俺のチンコがビクビク脈打ちながら、1週間分の精子がビュルビュルと飛び出した。
濃すぎる位の白い精液が、黒いTシャツの上に放たれた。たっぷり、べっとり。
「はぁ・・・はぁ・・・」
気持ち良すぎたせいで、俺はしばらく放心状態だった。1週間ぶりだったって事もあったけど、こんな絶頂はあの日以来だったから。
余韻にちょっと浸ったあと、腕時計をみたらもう12時半過ぎだった。明日は寝坊するわけにはいかなかったから、俺は精子まみれのTシャツを脱いで、洗面所で綺麗に洗い落し、ボクサーとハーパンを穿いて寝る事にした。
酒も少し入ってたし、絶頂過ぎる絶頂で体力を消耗しまくったおかげか、すぐに深い眠りについたみたいだった。
続きます。
次回、ちょっと切ない内容になりそう・・・かな。