車が動きだしてすぐ、
ユウスケさん=さっきはいきなりごめんな…
僕=…。
ユウスケさん=やっぱり怒ってる?
僕=どうしたんですか?いきなり…
ユウスケさん=ホンマごめんな。引くと思うけど俺、漣の事好きになってるわ!友達としてとかじゃなくて、漣と一緒におりたい思うてる。
僕=どうゆう事ですか?
ユウスケさん=俺と付き合ってくれん?
僕=ユウスケさんそんな事言ってもいいんですか?ユウスケさん○○の選手ですよね?
ユウスケさん=やっぱり漣気づいてたんや!
僕=気づいてるってゆうか、温泉で会った時から知ってましたよ!正直言うと選手目当てで行ってたし!けど、Bさんもユウスケさんも言わなかったんで、知らないふりしてました。じゃないとユウスケさんとメールもできなくなりそうやったんで…
ユウスケさん=そうやったんや…。漣は俺の事どう思う?
僕=好きかどうかは分かりません…。かっこいいと思っても、ずっと遠い場所の憧れの人やと思ってたし、付き合うなんて考えた事もないし、今日だって二度とない事やと思ってたくらいなんで…
ユウスケさんからの嬉しいはずの言葉なのに、いざ言われるとビックリしてとまどっちゃいました…(^∀^;)
ユウスケさん=俺、○日までキャンプでおるんやけど、それまでにまた会える?
僕=いいですよ!
ユウスケさん=よかった!じゃあまた遊んでな!
僕=はい!
そんな話をしてるうちに宿舎の近くに来てて、途中からユウスケさんは歩いて帰ると言うので、近くの人気のない駐車場に車を停めた時、ユウスケさんに『ユウスケさん本気ですか?ユウスケさんの事信じていいんですか?』って聞くと『信じて!俺は漣を信じて気持ち伝えたし、漣を信じてなかったらこんな事言えんやん!』って。
そんなユウスケさんにイタズラ心で『じゃぁもっとキスして下さい!』って言ってみたら、ユウスケさんは照れ笑いを浮かべながら周りを見渡したあと、ディープキスをしてくれました!
めちゃめちゃうまいキスで、微かに匂う香水の匂いと、憧れのユウスケさんとの長い長いキス。
全く男の人との経験のなかった僕は、ユウスケさんになら全てを任せてもいいと思いました。
ドラマの真似みたいな感じで、ユウスケさんの首に腕を回し、下手ながらも頑張ってユウスケさんのキスに応えてました。
唇が離れ、目の前1センチくらいのとこにあるユウスケさんの、まっすぐ僕の目を見るトロンとしたエロい感じの目。
『ユウスケさん!大好きです!僕と付き合って下さい!』
『ありがと!漣。絶対大事にするからな!あと付き合い始めるんやから、敬語はやめよ!呼ぶんもユウスケさんじゃなくて違う呼び方にして!』
『じゃぁユウ君は?!』
『おう!ユウ君て呼んで!』
また、どちらからともなくキスを始めて少ししたあと、ユウ君が『ホントはもっとしてたいけど、続きは今度しよ!付き合い始めていきなりするのもなんか嫌やしな』って言って、『じゃぁ帰るな!ありがとう!家帰りついたらメールしてな!』と言って軽くチュッとキスをして、歩きながら僕に背を向けたまま手を振ってユウ君は帰って行きました。