それからも変わらずお互い付かず離れずのスタッフとお客さんという距離を保っていた。1年が過ぎたころ急に怜君がお店に来なくなってしまった。メールはそれでもほぼ毎日していたので体長不良とかではなく「最近忙しくなってきてなかなかお店に行けない」とのことでした。
会えないのはさみしいけど怜君だけがお客さんってわけでもないし、俺は俺の仕事をこなしていました。
ある日怜君から「今日出勤?」ってメールが入りました。
俺は出勤していたので。「今日は朝から出勤ですよ。12時からたぶん休憩なんでOPENから12時か13時以降に来てくれた会えますよ☆。待ってますね♪」と返信しておいた。
お店がOPENして10分が経ったことお店に怜君が来てくれた。
俺「久しぶりだね☆げんきしてた?」
怜君「元気だったよ。忙しくてなかなかこれなかったし。やっと落ち着いたんだ。」
俺「お店忙しいの?」
怜君「ううん。俺自分の店出したんだ。それで準備とかいろいろあってなかなか顔出せなかったんだよね。」
俺「そうなんだすごいじゃん。おめでとう」
怜君「ありがとう。今まで以上にがんばんねぇといけないけど俺がんばるよ」
俺「そっかぁ〜怜君は経営者になるんだね?かっこいいじゃん」
怜君「そんな事ねぇよ。」
俺「全然かっこいいよ。あ!今日は忙しいの?怜君のお祝いしようよ。」
怜君「お祝いとかいいよ〜恥ずかしいし」
俺「じゃあお祝いじゃなくて、一緒に飯行こうよ飯。おれ明日休みだから朝まで飲めるよ」
怜君「そっかぁ〜俺も明日はオフだし行くか?」
俺「うん。行こう行こう。」
夜会う約束をして、怜君は買い物を済ませお店を出て行きました。
久々に怜君に会えたこともうれしかったのか俺は一日うかれっぱなしで早く夜にならないか楽しみにしていました。