初めて出会ってから2年。おれは店舗管理補佐としてポジションを与えられ前にもまして忙しくなっていました。仕事が休みの日に買い物していると職場から電話がきました。電話に出ると怜が来ているんだけどお前からぢゃないと買い物したくないって言ってるんだけど今店の近くにいるなら出て来れないか?って電話でした。
ちょうど近くにいたんで10分くらいで行けますと伝え急いで店に向かった。
店に着くと怜はちょっとふて腐れたような顔しながら商品を見ていました。
俺「こんにちは。いつも来てくれてありがとう」
怜「なんで今日いないんすかぁ?すっげ〜がっかりしんですけど笑」
俺「だから今来たんじゃないっすか笑。ちょうど近くで買い物もしてたんで」
怜「そうなんだ。じゃあこのあと予定ってある?」
俺「ないですよ☆」
怜「じゃあ飯食いに行かない?」
俺「いいですよ。じゃあ怜君の服選びが終わったら行きましょうか?」
怜「うん。行こう行こう」
嬉そうな顔する彼を見ていると俺まで元気を貰えてるような気がしていました。当時俺はバイで男との経験はなしでした。願望はあるけど踏み出せず愛情のない女相手に欲を満たしてばかりいました。
怜の服選びも終わり「処理がありから先に行っててください。追いつきますから」と伝え近くのカフェで待ち合わせしました。処理を終え店を出てカフェに向かうと怜は煙草を吸いながら待っていました。出会った時は幼さがあったけど今改めてみるとカフェの中で浮くくらいかっこいい男になっていました。
俺「お待たせしました」と席に座ると
怜「ほんと待たされたよ〜」と笑いながら言っていました
怜「ってか今日みたいに店に行って優君いなかったら嫌だから番号交換しない?」
俺「全然いいですよ。」と言って番号を初めて交換しました
俺「なんか変な感じですね?知り合って2年とか経つのに初めて番号交換したから笑」
怜「そうだね」とたわいもないこと話しながらカフェを出て居酒屋に向かいました。