「先生〜☆あのさ彼女とかいる???」
「いないけどなんで???」
「いないんだ〜いるかなぁって思って聞いただけ!!!」
「亮太はいるのか??」
「いないよー好きな人はいるけどね☆」
「おっ!!!誰だー??先生にだけこっそり教えてくれよ!!!」
「んーどうしよっかな〜???でも誰にも言うなよ〜実は山下先生♪笑 」
「!??おいおい、ホントは誰が好きなんだ???」
「ってか先生に言っても多分わかんないと思うよ!!」
「なら今度写メとか見せてくれよ!!!」
「今度ね」
こんな感じの会話ばっかりするようになりもっと山下先生の距離が近くなった気がした
毎日が楽しかったし部活の時間が好きだった
けど楽しい時間とゆうのはあっという間に過ぎていく
山下先生の会う時間が少なくなる決定的な日が来てしまった……
高3の夏――――――――――――――
高校生活最後の県大会出場をかけた引退試合
俺は3年間ずっと目標にしてた相手と試合をするために山下先生に大会の度にお願いしていた。
この日その願いが現実のものとなった
第2シードに入れてもらい2試合勝てば念願の相手と試合であたることができる。
しかし相手か俺どっちかが負けたら試合で当たれない…
しかし俺の1試合目の相手は団体3位のチームのやつ
俺が一度負けている学校…
でも負けるわけにはいかない!!!
そんな強い思いから3ー0で相手を下し2回戦へ進み次の相手は団体2位の学校……
学校名を聞くだけで負けた気になってしまうようなところ…全員がかなり強く対戦相手も結構有名なやつだった。
高校から始めた俺とは経験が違う
あっさり1セットとられてしまいモチベーションも下がりまくっていた…
しかしベンチを見ると山下先生が応援してくれていて、俺が戦いたいと思っている相手も試合に勝ったことを教えてくれた。
山下先生のためにも自分のためにも絶対に勝つ!!!
俺は全力をだして必死に食らいついた!!
そして3セット練習して3回戦へコマを進めた