ありがとうございます。
続き書きます。
「じゃあ…また明日な」
「あぁ。またな」
学校からチョット行ったとこで別れる。
すぐに兄貴の家に帰る。
俺の家より一人暮らしの兄貴のアパートのほうが近いから、休日とか兄貴がいないとき以外はそっちに帰っている。
「ただいま」
「おかえり」
煙草を吸いながらテレビを観てた。
「飯早く作れ」
「うん」
鞄を置いて手を洗ってエプロンを着て流しに立つ。
兄貴が下拵えはしてくれてる。
だからあとは焼いたりとかするだけ。
「はい。できたよ」
「さすが。早いな」
「兄貴が大体は終わらせてくれてるからね」
向かい合わせに座り手を合わせる。
「いただきます」
「いただきます」
がっつく兄貴。
俺はゆっくり食べる。
「ごちそうさま」
「ごちそうさまでした」
再びエプロンを着て洗い物を済ませる。
その間兄貴は風呂を沸かす。
「先に入ってきて」
「あいよ」
箪笥(と呼んでいるカラーボックス)から着替えを取り出す兄貴。
兄貴が風呂に入ってる間に明日の準備をし、布団を敷く。
「上がったぞ。次早く済ませろ」
「うん」
着替えを持って風呂場に向かう。
30分程度で入浴を済ませ、髪を乾かす。
洗濯機を回し、テレビをつける。
ニュースを見ながら一服。
お茶を啜りながら兄貴をチラリと見る。
兄貴と目が合った。
「なんだよ?」
「なんでも…」
「言いたいことがあるなら言えよ」
「なんでもないから」
「言えよバカ」
煙を吹きかけてくる。
「煙いわアホ」
「口悪いガキだなぁ」
「うっせぇスケベ」
「あとで覚えてろよ」
「期待して待ってるよ」