ありがとうございます。
続き書きます。
「なにしてんだよ」
驚かそうとして開けたドア。
しかし、驚いたのは俺だった。
祐輔が俺のトランクスの臭いを嗅いでいる。
てか、チョット口に入れてる。
しかも、ズボンとトランクスを膝まで下ろして。
勃起したチンコを握ってる。
「祐輔…?」
目の前の状況が信じられない。
こいつは何をしている?
祐輔がトランクスを落とした。
「司…これは…」
涙目で見てくる。
急いでトランクスとズボンを上げ、汚れた口元を拭った。
俺は状況が理解できずにドアを閉め鍵をかけた。
「司!違う!」
ドアを開けようとガタガタとやる祐輔。
「司!司ぁ!」
ドアの前に膝をつき泣き出した。
「ごめん…ごめんなさい…」
「祐輔…」
「俺…なんか女のこと好きになれなくて…司が彼女できたって聞いてムカついて…俺も頑張って彼女作って――」
嗚咽を漏らしながら喋る祐輔。
「彼女とヤッてもなかなかイケなくて…俺…ホントに女じゃダメで…彼女とヤッてるとき…頭に浮かぶのが司のことで…」
俺と同じ。
いや、俺よりもヒドい。
俺は祐輔を意識しないようにするために彼女を作った。
それでヤッたときはイケた。
たまに白けたときは祐輔のことを考えてたけど、でも、大体は何も考えずに彼女でイケた。
「俺…司が好き…」
その言葉を聞いた瞬間、自分の馬鹿さに泣きそうだった。