入れたまま彼が寝転び、騎上位になった。
ふと下を向くと、彼の腹筋にツ――っと液体が糸をひいていた。
「――!!」
どうやら俺は、アナルに集中し過ぎて口に唾液がたまっているのに気づかず、垂らしてしまったようだ。
「ご、ゴメンっ!!」
俺は恥ずかしくて口を拭おうとした。
しかし―
両手をふさがれた。
「…エロ」
彼のモノが俺の中で膨張するのがわかった。
次の瞬間――
彼は起き上がりディープキスをしてきた。
彼の舌が俺のうわあごをペロペロ舐めると、意識が吹っ飛びそうな感覚がした。
「ッ!――ッ!!」
俺、こんなとこ感じるんだ!!
俺は今まで感じたことのない感覚に混乱して、声も出なかった。
「…ハハ。上あごが舐められるのがいいんだ?」
言葉など必要ないほど、俺のアナルは彼のペニスをキュンキュン締め付けていたようだ。
逃げようとしたら頭をしっかり固定されているから、逃げれない。
涙も唾液もただ流れるばかりだった。
しばらくして、彼が俺の腰を掴んだままズンと突きあげた。
――ビクンっ!!
ある一点にあたった時、泣きたくなるほど切ない感覚が霧のように俺の体中を支配した。
俺の本能がそこはダメだと彼に伝えようとしたが…
――ビクンっ!!
「…ぅあっ!?」
もう一突き
「ちょ…ちょと待!」
さらに一突き
「アァン…ッ!!」
「ココがいい?すごい締め付けですよ…おもしろ。」
――ズチュッッ!!
「あぁ…っ!!」
――ブチュゥッ!!
「ん―――ッ!!」
声が自然と出てしまう。
他の部員の部屋からは少し離れていたが、廊下に漏れてしまうかもしれないと思い、必死で抑えようとした。
それにカーテンを開けられたら見られてしまう。