電車7時17分発。
雪が降っていて道路は積もっている
今14分・・・間に合わない・・
僕は必死こいて雪の中を自転車で走った
なんてたって今日は大学の試験なんだから
家を出てから10分は駅までかかるけど何とか間に合った。。。
僕はすぐに定期を入れてポケットにしまい1番ホームまでダッシュ!!!
階段には高校生たちが降りてきて大変混雑していた
その高校生たちを掻き分けながら
なんとかギリで電車に乗った
ふぅ〜
ん???
ポケットに入れておいた定期が・・・ない!!!
うっそ〜〜〜〜!!
どうしようどうしよ・・・
お金も300円程度しかもってないし・・・
改札出れない
ヤバイ!!テストなのに!!
そんなこんなで電車は到着した
電車から降りて訳を言って降ろしてもらうことにした
「すいまーせん!!あの!!」
いきなり若い男の人に呼び止められた
後ろを振り返ると寒いホームに白い息をはきながら男子高校生が走ってきた
僕が驚いていると
「これ・・・定期ですよね?さっき電車乗る前に落しませんでした?僕すぐに追いかけたんですけど,どこの車両かわからなかったから・・・。良かった見つかって」
男子高校生はすぐに僕に手渡すと下り方面の電車の方へ走って行った
「あ!!ありがとうございます」
僕は大きな声で言ったら
なんともさわやかな笑顔で会釈してきた
カッコイイ!!!
僕はその男子高校生が神様に見えた
連絡先を聞いておけばよかった・・・
やべ!!時間!!
僕は走って駅を出て大学まで走った
ギリギリ試験に間に合い何とか無事に終了・・・・
あの高校生のおかげだ
僕はあの高校生にもう一度会いたいと思ってしまった
お礼したい