「なんすか先輩、ニヤニヤして。」
「いや、とうとうおまえにも彼女が出来たのかなぁって。」
「え!?ち、違いますよ!!友達です、友達。」
「ふ〜ん…まぁいいや。それより、それ、何とかしろよ(笑)」
そう言って、先輩は俺の股間の方を指差した。
俺は視線を落とすと、そこにはチャック全開でギンギンにパンツを押し出してるアソコが。
「え!?うわっ!!これはその、えと…」
「わるいな、さっきトイレで邪魔したみたいでw気持ちよさそうにやってるのも分ったんだけど、急ぎの用だとけないと思ってな。」
「え、いや、その…聞こえてたんすか…?」
「当たり前だろw気持ちよさそうに『せ、先輩…』とか言ってたしなwてっきり年上の彼女なんだろうって思ってたけど、違ったみたいだな。俺の知り合いだったら協力してやるぞ?誰か教えろよw」
「はぁ、でも…」
裕太先輩、あなたです…とは言えるわけもなく↓
「まぁ、おれのことはいいじゃないっすか!それより先輩こそ彼女さんとやりまくりなんじゃないっすか??うらやましいなぁ。」
よし、うまく話をそらせた!!
「んなことねぇよ。ってか、結構前に別れたし。」
「ぅえ!!?そんなの聞いてないっすよ!!」
「そりゃ言ってねぇもん。ってか、なんでいちいち全部お前に話さなきゃならねぇんだよ。」
「それはそうっすけど…」
でも、やっぱちょっと悲しかった。付き合えないとは分かってはいても、同じ部屋で住んでるんだから、それぐらいは話しておいてほしかったっつうか…
「なに悲しそうな顔してんだよ!悪い悪い、これからはちゃんと報告してやるからなwよしよしw」
そう言って、先輩はおれの頭をクシャクシャと撫でてきた。
冗談だとは分かっていても、それだけで無性に嬉しくなる。
「あ〜ぁ、でもやっぱ彼女がいねぇと溜まってしょうがねぇよな!俺も最近忙しくて、全然抜けてねぇし。伸、なんかイイおかず持ってねぇか?」
「え、いやぁ…俺はそういうのは…」