「それはそうとよ。ちょっと背中洗うの手伝ってくれねぇか?」
「えッ!?」
それはもうこちらからさせて頂きたいぐらいですよ!!ついでに下のお世話も!!
…とか言いたいがもちろん言えはしない。俺はチキンだからなぁ。
「なんだ?先輩の言うことが聞けねぇのかよ。」
「あ、いえ。します。しますよ。」
「よし、んじゃ頼んだ!」
と、言って先輩はザバッと立ち上がった瞬間、俺の目線の高さには先輩の股関が…。つい、目がいってしまう。
…でけぇ!!!しかもズル剥けじゃねぇか!?
無意識に俺の股関は熱くなる。
「なんだ?おまえも来いよ。」
「あッ。いえ。先に他のトコを洗っててください!!」
「んー、わかった。」
先輩は不満げに洗面台に向き合って自分の体を洗い出した。
それで先輩からは見えない角度で股関に冷水をかけなんとか萎ませることができた。
「おーい!そろそろいいだろ?来いよ!!」
「はい。今行きます!!」
背中を向いている先輩に近づく。いつ見てもきれいな背中だな…。
「そいじゃ、頼むわな。」
そう言って俺にタオルを手渡す。俺は力を込めてそれで背中をこする。
「おーッ、気持ち良い♪」
鏡にった先輩は目を閉じて気持ち良さそうに微笑んでいる。
…やっぱ、かわいい。いつもの精悍な顔つきも素敵だが、俺は先輩の笑顔が一番好きだ。こんな人が発展場でも転がってれば良いんだけどな。
「サトちゃん、もういいわ。ありがと。」
俺が妄想にふけってると先輩が急に振り返った。先輩は俺の下半身を見つめている。俺も自分の下半身を見ると見事におっ立っている。やッ…やばい!!!
「…んじゃ、俺出るわ。」
先輩はさっきの笑顔はどこへやら、無表情を浮かべて脱衣所へ歩いていった。
俺は呆然として、なんだかむなしくなった。引かれちゃったかな…。
俺が落ち込んでいると、先輩はまた急に振り返った。…笑顔で。
「なんだ。サトちゃんも溜まってんやな。後で、俺の部屋来いよ。とっておきのビデオあるからさ!」
そういって向き直って今度は本当に脱衣所へと入っていった。
えッ!?マジですか?