リクがあったので、続きを書いてみようと思います。少しずつ書いてるのですみません。
その日はけっきょく久保先輩は俺らの所に来ることはもうなかった。黙々と一人で練習してた。他の先輩はガハハと笑いながら、ふざけたりすることもあるのに。
その日から数日後、授業時間のときにキャンパス内で久保先輩と会った。
俺はすぐに「こんにちわ!この前は見学させていただき有難うございました!」と挨拶した。久保先輩は、一人で居たみたいで、いきなり俺が大声で挨拶したのに驚き、「お、おう。確か一年だったよな?」といわれ、「そうです!智って言います!覚えてください!」と元気よく答えた。
「智か、俺は直だ。よろしくな。」と答えてくれた。
(なんだ、佐藤先輩が言ってたよりも全然フツーに受け答えてくれるじゃん。)と俺は思って安心した。
俺は先輩に「直先輩はどこ学部なんですか〜?」と聞いた。直先輩は、「俺は理工学部だよ。おまえは?」と聞かれ、「理系ですか、すごいっすね!俺は経済学部です!」と答えた。直先輩は「へぇ〜じゃあ今度、数学教えてくれよ。」と俺の肩にポンと手を置いた。
「無理っすよ、理工の人相手なんて!!w」と俺は恐縮して答えた。
直先輩は「はは、なんかおまえ、かわいいな。またグラウンドで会おうな。んじゃ。」と、落ち着いた感じで手を上げて去っていった。
私服の直先輩もかっこよかったなぁ。。。
水色の襟付きのシンプルなシャツ一枚で第三ボタンぐらいまであけてて、たくましい胸にキュン。
シャツをジーンズに入れて、でかいバックルが似合うベルトしてるだけ。
シンプル イズ オシャレ。
しかも、少しいいにおいもした。
全然、盛り上がった会話じゃなかったけど、先輩のどこかに惹かれていた。そんな自分がいた。
俺は早くもサッカー部に入部した。直先輩と会えるのも楽しみだった。
部活では、挨拶ぐらいは交わすけど、依然として人と接しない直先輩。
プレイ中は大声で仲間に指示出したりするけど、プレイが終わると、一人で片付けて、軽く「お疲れ。」とだけ言って去って行く。
毎日そんな感じだった。クールだと思ってたけど、これがこの人の素なんだなと思った。
ただ部が一緒だから、直先輩と同じ更衣室で着替えることも多かった。
先輩は上半身が本当にきれいな逆三角形をしていた。マッチョではなくヤセマッチョ。腹はイヤミじゃないぐらいに六つに割れてて、ヘソ毛がすげぇ濃いのがいやらしかった。顔はさわやかなのに、脇もスネ毛も濃いし、腿も毛深かった。ただチリチリしてるのじゃなくて、流れるような直毛で、それが日に焼けた肌とマッチしてて、エロ過ぎでしょーって感じだった。
直先輩の下着はいつもボクサーパンツ。かなりモッコリがでかい。確かに背がでかい人はアソコもデカそう。生い茂る濃い目のヘソ毛が続く先をついつい想像してしまうこともあった。
なんかクールなのに、イケメンだし、体つきは男っぽくてエロい。
俺にないものをこの人はたくさん持っていそうだなあと思いつつも、直先輩との関係は変化のない日々がしばらく続いていた。