樹「そうなんだ・・・・。」
一樹「それで俺らはばあちゃんと住むことになる。小学校卒業して俺と兄貴は中学の時すげぇヤンチャしてたんだ、なんかもうそこまできたら、俺ら親に捨てられたん的な感じになったのな?親父やお袋は全然俺らに連絡の一本もよこさなかったし。ばぁちゃんと3人で生活してて、俺らにはばぁちゃんしかいなかったのな?だから
どんなに喧嘩だろうがなんだろうがしてても、ばぁちゃんにだけは心配かけたくなくて。絶対に飯だけは3人で食ったりとかしてたんだよ。ただばぁちゃんは本当にいい人でな・・・。俺が喧嘩して帰ってきても、何も言わないで手当てしてくれたりな?もう肝心な時にいつも助けてもらってて・・・。俺はあの人いなかったら今頃
どうなってたんだろう?って思うくらいだよ。兄貴も同じであの人俺と系統が違う、ヤンチャしてたりしてたんだけどさ。なんていうか、いつも俺らの味方でいてくれたんだよ。ばぁちゃんは。だから俺達はいくらヤンチャしてたとしても勉強だけはしっかりやってたのな?ばぁちゃんが「「勉強はしっかりやっていい高校いくのよ
?」」って言ってたから。テストで90点以上とるとハーゲンのアイスを買ってくれるの。なんかそんな事でも誉められるのがすげぇうれしかったんだ。」
樹「そうなんだ。」
一樹「そう、それで兄貴はちゃんといい高校に進学したんだよ。○高。」
樹「あー、すごいね・・・」
一樹「んで俺も成績だけはちゃんと取ってたけど遅刻とか出席とかがやばかったんだわ。担任が俺らの事情知ってるいい先生でさ。今の高校に押しいれてくれたんだよ。しかも特待でさ。それから俺が中学卒業すると同時にお袋が元気になって戻ってきたんだけど、俺らは捨てられたとか思ってたんだけど、まぁそれは違ったんだよ
。話すと長くなるからさいわねぇけどさ、その誤解も解いてくれたのはばぁちゃんだった・・・。」
樹「お父さんは?」
一樹「親父はまだ逢ってねぇな・・・。どうしてるかわかんねぇんだ・・・。ただ今は家族っていうのをまた作り上げたいって俺も兄貴も思ってるんだよ。お前の家いった時俺すごいと思ったもん。なんかこんな仲良しっていうか、これが普通の家なんだって・・・。俺らはなんかちょっと感じ違ったしさ。親父も毎日仕事で飯とか
一緒に食った事あんまりなかったし・・・。旅行とかもガキの時1回か2回くらいいったっけ?くらいな感じ。だから家族っぽいこと何もやってねぇの。写真もあんまり残ってないし」
俺はもうどう反応すればいいかわからなかった・・・。なんだろ。何もいえないってまさにこのことなんだなって思った。ただこんな虐待とかを受けてこんなにいい子っていうのは何か語弊があるかもしれないけど、素直で優しい子が育つっていうのはよっぽどおばぁちゃんの影響が大きかったんだなって思う。
一樹「俺こんなんでごめんな・・・・。」と先輩は何故か謝る。
樹「謝ることなんかないよ?先輩は先輩、家族は家族なんだから。それを話してくれたって事は先輩が本当に信じてくれたからでしょ?んじゃ先輩?俺と家族になりませんか?」
俺は自然にそんな言葉を言ってた。家族・・・。それはみんな大事に大事にしなきゃいけないもの・・・。
一樹「お前と家族に?結婚するって事?」先輩は疑問で仕方ないみたいだった。
樹「結婚とかは現実的にムリだからあれだけど、なんだろ。家族ってなんでも話せるじゃん?だからなんの壁もなしに、話すっていうかなんていうか・・・。まぁムリだけどでもいいなら婚姻届もってきて書いてあげてもいいよ?」
一樹「お前と家族になれたら本当にいいだろうな・・・・。」
先輩は涙を見せる。辛かったんだなって俺は思う。俺は普通の一般家庭で普通に生活して普通にしてるから何も感じないけど俺達は日々親に愛されて生きてたりするんだ。
兄弟だってお互いを愛し合ってるんだ・・・。そんな家族を俺は当たり前のように感じてた。だけどそうじゃない家庭もあるっていう事実。虐待や他の苦しみでぐれちゃう子供がいて、親を殺したりとかする。そんな世の中ってどうなんだろ・・・。と思う。
でも俺は思った。親父さんいないのになんでこんな高層マンション住めるんだろう・・・。
樹「先輩なんで親父さんとか微妙なのになんでこんな高層マンション住んでるの?」
一樹「それも説明すると長くなるんだよな。とりあえず俺のじいちゃんやばぁちゃんは金持ちなんだ、だからこのマンションももらいものって感じ」
樹「へぇー。なんかすごいなぁ・・・・。」
俺はなんか今まで先輩の何を知ってたんだろうって思う、だけどこの日の出来事があった事で俺は先輩がもっと好きになれた気がした、マイナス面ではあるけど。何故だかはわからない。
ただ先輩のその闇に俺は入れたんだって思うとなんか違った。
先輩は話終わるとベットにいって俺を手招きする。
腕にギューって抱きしめられる。その暖かさ、これが人のぬくもり・・・、人の温かさが与える安心感だって思う。
俺はいつも抱きしめられてるだけだから今日は先輩を抱きしめてあげたかった。
先輩より上にいってギューって力いっぱい抱きしめる。
先輩はただただ無言で俺の肩に手を回していた
樹「先輩、これが人の温かさです。人のぬくもりです。俺が与えてあげれるのはこんな事しかできないけど、先輩といい家族作れたらいいな。」
俺はそういった。先輩は何も言わずにそのままの体勢。ただ俺の胸の辺りが冷たくて、先輩は泣いてるんだって思う。俺達はまた一歩ここで近づいたよね?先輩あなたが本当に好きです。俺はあなたにヒカリを一杯もらいました、次は俺があげる番かな?
そこから結局俺は先輩の家にお泊りすることになり、その夜もちろん一杯Hをした。
ただ先輩がその時に「俺の子供ほしいか?」って笑顔で言ってた事、俺が子供うめるなら本当に子供を生んで家族を作りたいっておもった。
そういう現実があるのもゲイには必要なんだとも思いました・・・。
今回はちょっとH書く感じのとこじゃないと思ったんですいません省きました_| ̄|○ただこのHはたぶん今までで一番長いHだったと思います。夜から朝7時くらいまでずっと、休憩もあったけどやってましたwなんか新婚さんよりラブラブな気がします
先輩の闇を知ってから、俺は本当に先輩が好きになっていった。今までの好きとは違う、もっともっと違う好き・・・。
先輩も俺の事をそんな感じで思っているみたいだった。
俺達は、あれから色々な場所にデートにいった、本当に普通の男と女みたいに、ロマンチックに横浜のみなとみらいの観覧車とTDLに男二人でいったりとか・・・。
映画みたり、食べ放題いったり・・・。本当に幸せな日々が続く。
そんなこんなでもう12月・・・。
特進クラスへ上がるテストが一週間後に近づいていた。俺学校の図書室で一樹先輩と勉強・・・。
樹「もうーーー!!!!英語がわからん!!!!なんだ文法とかこの世からなくなればいいのに・・・」
一樹「おい!お前また同じとこで間違えてる!なんで時、条件の副詞節〜のところそんなわかんないの?」
樹「だって意味がわかんないもん。基本的に文法嫌いなんだよ・・・。」
一樹「文法嫌いなのになんで国語系はこんなに出来るのかが俺にはわからんwお前らの仲間うちでお前だけ特進にいけないんじゃね?」
樹「いや、なんか9組の奴結構上に行きたい奴多いみたいで、倍率的なものやばそ・・・。」
実は優、ヒロ、カズ、亮も特進に上がりたいって来年からの文系、理系選択の紙みたいなのに書いてたみたいだった。
それは俺が行きたいからとかじゃなくて、単純に上のクラスにいけば受験の時の優遇が多いからっていうのがあるからだろうと思う。
基本的に特進とか上のクラスはうちの学校はとっても特別扱いみたいな感じで自由登校も早かったし、あとは3年からは本当受験カリキュラムみたいになるような感じだったので勉強は本当にキツイって有名だけど、やっぱりキツイなりに大学は本当にレベル高いとこばっかに行ってた。
特進文系に行きたいのはヒロ、俺。亮は理数。優とカズの二人は学年常に10位以内って感じだったんで国立のクラスを希望してるみたいだった。
すべては一週間後にあるテストで結果が決まる、もし特進いったら一樹先輩とクラスが歩いて30秒以内くらいの距離になると思うと結構嬉しくて顔がニヤケルw
一樹「お前さぁ・・・・。にやけるのはいいけど、本当上のクラスこなかったら終わりだってわかってないべ?たぶん他のメンバーはきっちり勉強してるぞ?wお前だけ普通のクラスに残るとかないっしょw」
樹「確かに、まぁ特進とかに行けば学年一緒だから階も一緒だし、近いからいつでも逢えるからいいね〜」
一樹「だろ?だったら頑張らなきゃダメじゃん!頑張ろうぜ!」
こんな生活を試験前日まで続けた。
前日になるともうやるだけの事はやったくらいの、今思えば受験の前日みたいな感じ?w
あのもう第一希望の学校の入試の前日みたいなw
いつものように図書室で勉強してると。周りは誰もいなくなっていた、図書の先生も俺らが結構遅くまで勉強してたから先に帰って俺達が鍵とかをかけて職員室に鍵かえして帰るみたいな感じにここ最近はしてた。
一樹「とうとう明日だな?いいか?落ち着けよ?本当に受験みたいなもんなんだからな?あんだけやったんだから大丈夫!俺ついてるし・・・・。」と先輩はハグをしてくる。
俺はなんだかもう呪文にかけられたかのような安心さ。
樹「なんか先輩に抱きしめてもらったりすると本当に落ち着く・・・。先輩の香水のにおいとか体臭とか・・・wなんかたまーに汗臭いとことかが男くさくていいですよwww」
そうなんか言ってたら、先輩がいきなりキスをしてきた。それもかなりかなり深い深いキスだった。
樹「先輩どうしたの?学校でなんかこんなイチャイチャするの文化祭の前日くらいだねー。なんか学校っていうシュチエーションがまたいいねw」俺は結構ふざけていってみたw
一樹「今度やるとき制服着たままでやろうか?なんか俺今想像にふけってたら元気になってきたww」
樹「先輩わかいなー。」
一樹「お前に言われたらおしまいだろw最近お前またさらにHのやり方エロクなったぜ?」と先輩は大笑いw
樹「そうかな〜?でも俺達倦怠期とかないよねwなんか本当いつまでもこんなラブラブでいたい☆」
一樹「そうだな、じじぃになってもラブラブでいたいなww樹好きだーーー!」と俺達はもうずっとイチャイチャしてた・・・。
本当この頃とかは毎日学校行くのが楽しかったし、日々の生活が安定していた。
一樹「なんか、このままここいるとここでヤりたくなるから帰ろうか?俺やばいw」
俺は先輩のズボンを見てみた。見事にはってる・・・・、俺は先輩のチンコをさすってみる・・・。先輩の顔がだんだんエロクなってくるのが俺にはわかる。
一樹「樹?俺我慢できなくなっちゃうんだけど・・・?」