俺は今175#62#22の会社員。大学は地方の私立大学で今思えば楽しかった。けどそれは俺が男子寮に一年から入っていたからだと思う。
一年の四月、入学式を終えた俺は、まわりの奴らとは遅れて入寮式があった。
理由は俺が入寮式の日に最後の高校の試合があったから。
事前にそれを伝えるため寮に行ったとき。
俺「すいません、あの〜〜……」
俺は大きな声で玄関で叫んだ。
すると上から上下スウェットの髪がぼさぼさの人が降りてきた。
し「んー?あ?お前、誰?」
俺「あ、章吾って言います、今日入寮式に出れないんで挨拶させてもらいに来た新入生です。こんにちは!」
し「おー、おまえが言ってた式に来れない奴かー(笑)ちょい待てな、担当の奴呼ぶけー」
し「おい、おい、悠斗、悠斗!お前の担当の奴が挨拶来てるぞー、悠斗!!」
めっちゃ叫んでた翔先輩。
「ごめんな、あいつめちゃ朝弱くてさ、おい、悠斗!!!」
そう叫びながら上にあがっていった翔先輩は10分後くらいに背の高い坊主の人を連れて下りてきた。
し「ほら、悠斗、新入生来てるぞ。」
俺はかしこまって挨拶しようとしたら、
ゆ「翔、お前たばこある?」
し「ほら」
ゆ「おう、ちょいそこの喫煙所来いや、そこで話そうぜ、翔も」
し「は?俺今日部活あるんだけど」
ゆ「あと三時間あるだろ」
し「早く済ませろよーー」
ゆ「うー、だる…あ、お前名前と年は?」
俺「章吾って言います。18っす。」
ゆ「若っ!おれらおっさんだよ翔ー(笑)」
し「当たり前だろ、もうオレら三年なんだから」
そんなことを言いつつ、悠斗先輩は俺に俺だけの入寮式の日取り、注意点、その他説明してくれた。
ゆ「何かわからんことあるか?」
俺「いや、大丈夫す」
ゆ「じゃ、コレ俺のメアドと番号。わからんことあったら連絡してこいな。」
俺「はい、今日はありがとうございました!」
そして俺は部屋を見せてもらって(絶対掃除しようと思った)帰ろうとした。
すると部屋から悠斗先輩が
ゆ「章吾ー、俺とお前同じ部屋だからなー、よろしくなー」と叫んできた(笑)
俺は帰りながらにやにやしながら、ふたりともかっこよかったなー、なんて思いながら帰宅した。
今思えばここから始まってたのかもしれない。