なんかいろいろ複雑なんですが…。
続き書きます。
部屋に戻ってくると謙介はいなかった。
「あんなこと…」
言われたくなかった。
僕に謙介を束縛する権利はない。
でも…謙介が誰かに盗られるようで嫌だった。
「勇希…」
「僕…なんでだろ」
胸が苦しい。
「みんな一緒にいて欲しい…。でも、それで謙介が嫌な思いする…」
「そんなに…謙介が好きか?」
「え?」
「俺…お前が好きだ」
聡からの告白。
「だから…俺は謙介を許せない」
「それは俺もだ。あんな発言は許せない。それに…俺も勇希が好きだから」
「二人とも…ありがと」
すごく頼もしい。
「僕も…二人とも好き」
「かわいいなぁ!」
聡にギュッと抱かれた。
チョット厚い胸板。
Tシャツの上からでも分かる腹筋。
改めて筋肉質だと分かる。
身長低くて力のない僕とは正反対だ。
「こら、俺にも」
恭平にも抱かれる。
聡ほど筋肉質じゃないが、それでも引き締まってる身体。
「俺たちが守るから」
「ぁ…」
耳元で囁かれた言葉に身体が熱くなった。
「色っぽい声出すなよ」
解放してくれた。
「耳弱いのか?」
聡が悪い顔してる。
「知らないッ」
「こりゃ、何かあったら耳責めなきゃだな」
「ばか…」
何かってなんだろ…。
想像したら、熱くなって反応し始めてしまった。