謙介と出会ったのは小学4年のときだ。
引っ越して来たばかりで、友達もいなかった僕に声をかけてくれた。
一つ年上で僕と同い年の妹がいる。
なにかと世話を焼きたがり、人見知りな妹…由美はいつも謙介と一緒にいた。
謙介のおかげで、2人だが、親友と呼べる友達ができた。
僕らはいつも一緒にいた。
学校も、中高一貫の学校に入った。
家から遠いので寮生活。
初めての親元から離れての生活だったが、同じ部屋の高校生のおかげで楽しかった。
中2のある日。
に目を覚ますと、僕は全裸だった。
「おはよ」
「おはよ…ってセンパイ!?」
同じベッドに全裸でいるセンパイ。
「もっと寝てようぜ〜」
「な、なにしてんですか!」
「…なんだよ。昨日はあんなにノッてたくせに」
「ん?」
「覚えてないわけ?」
「はぃ…」
「昨日、酔っぱらってさ…」
説明によると。
僕が酔っ払って、センパイの身体を求めてそのまま…って感じらしい。
「お前…最悪じゃん」
「え?」
「自分から[犯して]って言ったくせに」
「すみません…」
「…やろうぜ」
「え…」
「ケツ出せよ」
「センパイ?」
「俺…お前のケツに惚れちまったんだよ」
「やだ…」
それから僕は、センパイに犯された。