初めはチュッチュと、口をくっ付けては離しくっ付けては離しを繰り返していたが
もの足りなくなったのか、ヤスが俺の下唇を軽く噛んできた。
姿勢的にも苦しくなってきたので、
そのまま尻をズラしてヤスと向かい合うと口を付けたまま
ゆっくりとヤスをベッドに押し倒す。
『…ぅ…ぅ…』
舌を無理矢理ヤスの口に滑り込ませると、眉間に皺を寄せて目を閉じて応じるヤスが必死過ぎて思わず笑ってしまった。
『太一…』
暫くのディープなキスの後、ヤスが虚ろな顔で名前を呼んできたので
「何だいヤス子ちゃん?」
と答えると
『ヤス子言うな。…今日は俺が入れてーの』
「…はい?」
ここで言っておきますが、普段は
タチ:俺
ネコ:ヤス
なんです。
体格的には逆っぽいですが、初めから今まで何の不自由無くその立ち位置で続けてきました。
『太一の可愛いアナルに俺のマグナムを入れてーの』
「マグナム(笑)嫌だよ。俺のアナルは一生膜張ったままって決めてるんですもの」
『やらせて』
「やーだ」
『やらせ』
「マジで無理」
『………』
そこで完璧機嫌を損ねたのか、ヤスが無言になる。
体の何処を舐めても触っても脱がしても無反応。
「ヤス。それじゃお父さん困っちゃうなー」
半笑いでストライキ(?)を起こしたヤスの頭を撫でていた瞬間、
ガッ!!
と股関に激痛が走った。
「ッ!!!!」
何事か、自身の息子を見てみると
ジャージ上から力強く俺の玉袋を握るヤスの右手。
『入れさして?』
「嫌ー…!!いででででで!!」
拒否の言葉を放つ瞬間、俺の玉に激痛が走る。
正直、アナルに入れた時よりこっちのが痛かったf^_^;
「…分かった!分かったから!!マジ離せバカ!!潰れる」
『マジ!?太一優しいな。ダメ元で聞いて良かった』
全然ダメ元じゃないです。
気付いて?お願い。
「でも俺本当に後ろは経験無いから」
『大丈夫大丈夫!!俺太一の前は大抵タチだったから!』
嬉しそうに俺のジャージとボクサーパンツを脱がせ、先ほどの痛みでスッカリ萎えてしまった俺のチンコをやんわり握るヤス。
「そういう問題じゃな…………ッ」