更新大分あいちゃって、思ったより勉強やっぱ大変で笑
……まだ読んでくれる人いたら嬉しいっす。続き書きます。
次の日
オレらは一緒に学校にいって、いつも通りそれぞれ別のクラスで過ごして、いつも通り部活した。結局、朝会った時も、部活でも嶺はその話をして来なかった。気になったけど、オレからも別にださなかった。そして、帰り道。石原たちが駅で降りて、オレと嶺の二人になった。
オレ「で、相談って?」
1日を通して痺れを切らして、オレから切り出した。何を言われても受け入れる覚悟もできてた。
話をオレから切り出されて、嶺はどう言えばいいのかまだわからないみたいで、最初答えるのをためらってるように見えた。けど、渋々って感じでゆっくり…多分考えながら…話しはじめた。
嶺「んー。だから、昨日も言ったけどオレ三原と付き合い始めたんだ」
『三原と付き合いはじめたんだ』もう覚悟してたのに、やっぱりその現実を嶺の口から言われると胸がズキって疼く。けど、オレはそんなのに気付かないふりをした。
オレ「うん、で?」
嶺はまだ何か言うのを躊躇してる感じ…
嶺「うーん、それがさぁ…オレは三原に告られて付き合い始めたんだよね…でも、付き合いはじめてもうすぐ1週間たつけど、まだ一緒に帰ったことないし、まともにあんま2人で話してもないし、ほとんどメールみたいな」
オレ「そーなんだ…一緒に帰ればよくない?部活一緒なんだしさぁ」
嶺「うん、でもさ、オレお前と『彼女できても一緒に帰ろうな!』って約束したじゃん?、だから…約束だからのぶと帰るし…」
オレは驚いた。まさか嶺がそんな約束を覚えていてくれたなんて
喧嘩して溝ができてた。そんな気がしたのに、それでも嶺はあの約束を覚えていてくれた。それが凄い嬉しかった。オレはなんだかそれだけで、嶺がオレをそう思ってくれるだけで三原と付き合うことにたいする不満を受け入れられるくらいの、なんか優しい気持ちになれたし、三原だってオレの大切な友達。
オレは嶺にとって特別な友達でいる。ただそれだけで満足できたんだ。だから
オレ「いや、そんな約束気にすんなよ!あれはノリだろ?笑 付き合ってんだから帰んなきゃダメだろ」
っていつもの調子で言った。『そんなの気にしないよ』って感じに。
笑って言えた。そのことにチョット自分で驚いた。これならうまくやってけるかもしれない。オレは嶺とは一生付き合えないけど、彼女にはなれないけど、でもいつも傍にはいれる。そんな「親友」って存在でうまくやってける、自分の汚い欲望をうまくやり過ごして隠してける。そんな気がしてきた。そして、それがきっと嶺にとっても、オレにとっても1番いい関係なんだと思った。けど…
嶺「ノリだったんだ…オレは本気で悩んだのに…」
ってなぜか拗ね気味。それがまた嬉しかった。けど、その反面困った。そんなことを言われると期待しちゃうよ……けど、三原を思うと「じゃあ、別れなよ」なんて口が裂けても言えないと思った。
オレ「いや違うけど……でもさ、そんなの付き合ってるって言わないじゃん?…うーん、じゃあさ三原と帰れる時は三原と帰って、帰れない時オレと帰れば?それでオレは全然いいよ??」
本当に自分の願望を押し殺して、精一杯『友達想いのいいヤツ』になった強がり
でもこれがきっとみんなのため
嶺「うーん…」
それでも、嶺はまだ何かを決めかねてるみたいだった。
でも、そんな自分と女の間で揺れ動いてくれる嶺をみていると、本当に嬉しかった。そして、そのまま自分を選んでほしい…それが正直な本心だった。
でも、そんな気持ちも、そして自分のせいで悩んでる嶺をみると、三原に罪悪感も感じてた。
そこからしばらく二人とも黙ったまま
電車はもうすぐオレらの降りる駅に着く…
その時、嶺が口を開いた。