毎日温かいコメント書き込んで頂いてホントにありがとうございます。
また時間が開いてしまってすみません。
続きです。
「んっんっ…やっ…やめろっ」
気持ち良くなって身体に力が入らなくなった僕は、諦めてマサキにされるがままに乳首をいじられると、喘ぎ声も堪えられなくて、その快感に身体を任せてマサキにもたれかかりました。
「…ケイの声ってエッチだよな‥乳首気持ちイイ?」
返事をする代わりに首を振って、力の入らない手をそろそろと伸ばすと、僕の乳首をつねったり、ぐりぐり押したり、撫でたりしているマサキのマネをして、僕もマサキの乳首を弱々しくいじくりました。
僕とマサキはお互いの乳首をいじりながら、ふたりのものを握ったまま、その気持ち良さにどっぷりと浸っていました。
マサキも次第に喘ぎだして、僕にもたれるように寄りかかってきました。
マサキを見ると、気持ち良さそうに開いた口元からよだれが垂れそうになっていました。
マサキはそのよだれをじゅるじゅるっとすすると改まった声で言いました。
「‥なあ‥俺も‥ひとつ聞いていいかな?」
「‥なんだよ?」
お互いもう気持ちよすぎで、声にも力が入らなくて、まったりトローンとした喋り方になっていました。
喋りながらも、僕とマサキは寄りかかりあうようにして抱き合い、頭と頭を寄り添わせて支え合いながら、お互い触り続けていました。
マサキは、はぁはぁしながらゆっくり唾を飲み込んで、それから一呼吸置いてゆっくりと言いました。
「…ケイはさ…俺が‥その…キスしたら‥怒るか?」
「怒るよ」
「……だよなぁ…」
僕が即答するとマサキはものすごくがっかりした様子で言いました。
あんまりマサキが真っ直ぐに言ってくるものだから、照れくさくってキョヒったけれど、でもホントは僕もキスがしたくてたまらない気分でした。
だから、やっぱりそう言ったらマサキはキスしてくれないよなぁ…とバカみたいに僕もがっかりしていました。
それで、もんもんとした僕は、恥ずかしかったけれどマサキに言いました。
「…でも…マサキは怒られるの得意だろ?」
「…え」
マサキがゆっくり頭を持ち上げて、困惑した顔で僕の顔を覗き込んできました。
「…マサキは僕に怒られるのヤだ?」
僕は恥ずかしくてマサキの目を見れませんでした。
それなのにマサキはまだキスしてくれなくて、見るとぽわんとした顔で僕の言ったことを理解できないで悩んでいる様子でした。
もう僕はじれったくて、我慢出来なくなって、恥ずかしいのをすっごく堪えて自分からマサキの少し開いた間抜けなアヒル口に唇を押し付けました。
ほんの少し、たぶん1秒ないくらいだったと思います。
それなのにあんなに興奮して、あんなにドキドキしたことってなかったんじゃないかと思います。
マサキの唇はぷにっと柔らかくって、温かくって、離れる時にチュッとかわいい音がしました。
マサキはびっくりして目を大きく開いて、ぽかんと僕を見ていました。
僕は知らずに息を止めていたみたいで、急に息苦しくなってハアハア息をしながら、照れくさくて顔を横に逸らしました。
「…そんなに僕に怒られるのがイヤか?…意気地なし!」
僕はなんだか腹が立って、マサキに文句を言いました。
すると僕の乳首を触っていたマサキの手が、ゆっくりと僕の頬に触れて、優しく撫でました。
「…なんだよ‥キスして欲しいんなら‥そう言えばいいのに…耳まで真っ赤にして…」
「…別にそんなんじゃ…」
「ケイはズルいな…俺がファーストキスもらおうと思ってたのに…逆に奪われちった…」
マサキはふてくされたように口を尖らせて僕の言葉をさえぎると、頬を撫でていた手で僕の顔を押さえて、ゆっくりと顔を近づけてきました。
「こっち見て…」
僕が照れくさくてうつむくと、マサキはそう言って僕の顔を持ち上げてキスをしました。