どれくらい時間たったんだろう?わかんないけど、しばらくしてオレは後ろから肩をたたかれた
三原「おはよ〜なにしてんの?」
オレはびっくりした、かなり自分の中はいってたせいかまったく三原が後ろまで接近してるのに気付かなかった
オレ「お、おはよ!」
三原「なにしてんの〜?」
オレ「いや、学校行くとこ」
三原「ふーん、じゃ一緒いこ」
オレ「おぅ」
ってことでオレは三原と歩きだした。三原は朝からテンション高くて色々と話をふってくる。いつものオレだったら全部三原以上のハイテンションで返すんだけど、やっぱり嶺のことが…
そんなオレにさすがに三原も気付く。
三原「なんか元気ないな〜どしたの??!」
オレはもう自分じゃおもすぎるし、自分だけじゃどうすればいいかわからなくて、誰でもいいから話して楽になりたかったし、相談にのってほしくてたまらない心境だった……だから三原のそんな一言にたまらず全部話した。
最近仲あんまよくないことと、嶺にメール間違って送ったことと、今朝のこと…
三原は送信ミスの話のときは呆れてたっつーか、明らかニヤニヤしてたけどそれ以外は真剣に聞いてくれた
オレ「っで…どうすればいいかな?」
三原「どうもこうも…ムック(←三原は嶺のことをこう呼ぶ)が話してくれなきゃね…はい、林!!あたしにはこの話おもすぎます!!!」
オレ「え〜そんなー!!」
三原「だってわかんないもん〜謝り続けるしかないんじゃないの?」
オレ「でもどうせシカトされるし、またシカトされんのが怖い…」
三原「んー、すぐ仲直りできるって!!!大丈夫!!!!」
結局、三原にはそのあと根拠のない励ましを受け続けてオレらは学校についた。その後も三原とさんざん話したけど、なんの解決方法も思いつかなくて途方にくれた。
今朝のこと含めオレはとにかく品田と話がしたくてしょうがなかった。
なのに、その日に限って品田となかなか会わなかった。
ようやく品田と会えたのは放課後。でも、オレは特進クラスなのですぐ課外があるためそんなに時間がなかった(部活は欠席禁止だけど特進クラスの人だけは課外は認められてる)
品田もオレを探してたみたいだった
品田「よ!」
オレ「おぅ…」
品田「なーんだよ!しけてんな。結局今朝どうしたんだよ?」
オレ「いったよ…」
品田「で?」
『「で?」じゃねーよ「で?」じゃ…』とか思いながらも、オレは品田に今朝のことを話した。
品田「思ったよりまずいな…」
オレ「だよな…泣」
品田「いや、でも大丈夫!!!おめぇら親友だろ!!こんなんじゃ終わんねぇよ。てか、オレが終らせねぇから安心しろ!!ほら、課外だろ?いけよ」
オレ「うん、ありがと…」
でも、品田のそんな言葉もその時のオレにはそんなに慰めにはならなかった。もう二度と嶺と話せないと思ってたから
でも、オレは品田の行動力に驚くことになる…
ホントに3年間感謝しっぱなしだよ品田には。
その日オレは部活に出ずに帰ったから、結局朝の電車以来嶺には一度め会うことがなかった。いや、怖くて会いたくもなかったからむしろ安心してたと思う。
帰って、風呂はいって、適当に時間すごした。でも、やっぱり気分がはれない。当たり前だよね。
最近仲良くなかったとは言っても決して嶺に拒絶されたことはなかったから……
オレは悲しくなった。
嶺と仲良くなってから、こんなにも嶺から距離を感じたことを、こんなにも拒絶されたことがなかったから。
もう嶺と友達に戻れないと思うと悲しくなったし、部活とか学校で嶺に会うのが嫌になった。
会って冷たくされるのが怖かったから…
オレはこの時、嶺を失うことばっかり考えて、自分がしたことを反省することを忘れてた。
それでも学校にはいかないといけないし、部活も休めない…
だからオレはいつも通り部活にでた。
でも嶺はやっぱりオレと話そうとしないし、目も合わせようとすらしない。事務的な部活の話ですら人づてに伝えてきた。
『オレとそんな話したくないのか…』そう思うと部活を今すぐにでも帰りたくなった。
その時すでに気付いたら、オレにとって嶺のいない部活は意味がなかった。つまらないと感じるようになってた。
さらに追い討ちをかけるようなことがあった。
オレらの学年の佐藤っていうテニ部のやつがオレと嶺が仲悪くなったのをいいことに急に嶺にベタベタしはじめた。
オレは部活で唯一佐藤とだけは折り合いが悪かった。
というのも、佐藤はオレが部活にはいったせいで一つランキングを落としてた。当然佐藤からしてみれば、どこからきたかもわかんないような奴が突然部活にはいってきたあげく、ランク戦もしたわけじゃないのに先輩と顧問の判断だけで自分のランクより上にいれられたから、そりゃいい気がしなかったんだと思う。
そのうえ、佐藤はテニ部でもともと多少煙たがられてるけれど、嶺とが1番仲良かったみたいで、それもオレに取られたっていう……
前々からオレは佐藤が自分を好いてないのは薄々感じてた、言葉の節々に刺を感じたから。でも、オレがテニ部に好かれてるうえに、なにより嶺と仲がいいことで表だってなにもいえないことにも気付いてた。(オレは引退するまで佐藤と仲良くする努力したんですけど(´・з・`))
だからその佐藤がオレを攻撃してくるのはなんも不自然じゃなかった。
けど、オレに当然佐藤のことなんか考えるってか、予測する余裕なんてなかった。
だから佐藤がオレに嫌味とかいいはじめた初っ端はショックだった。びっくりみたいな??!
ま、すぐ『あぁ…そうだった、こいついたんだ』みたいに思ったけど…
けれど佐藤の攻撃は巧妙というか…なんていうか、嫌らしかった。ホントに。
オレは特進クラスだからだいたいみんなより1限多いから部活に遅れてく。
オレが部活に出るとだいたい1年はみんな基礎トレ終わって、コート入る前のフォームチェックなりショートラリーなりしてる。オレは着いてから、部長に言われてるみんなの縮小版の基礎トレを品田に頼んで相手しながらやってもらってると
佐藤「見て見て、赤いグリップに変えた☆」
佐藤が休憩中のオレに話しかけてきた
オレ「へ〜いいじゃん」
佐藤「嶺にもらったんだ☆」
…よく見たら、たしかにこの赤いグリップ嶺のだ…
品田「で?お前のグリップなんか興味ねぇよ!!」
うん、たしかに『で?』って感じだった。いつものオレだったらそう返してた思う
けどその時のオレには嶺が明らかに前より佐藤と仲良くなった…というか嶺にとってのオレのポジションに佐藤がはいったのかもしれないっていう焦りと寂しさでそれどころじゃなかった…
それ以来佐藤の明らかなオレへの当て付けが続いた
オレらの部活は打ってる人以外はボールが入ったら「ナイスショット」入らないときは「ドンマイ」って声出しを必ずする決まりだった
だから佐藤が打ったボールが入ったときもオレは事務的に「ナイスショット〜」って声出ししてた
(オレは佐藤のプレイを見てなかったけど笑)
そしたら佐藤が急にこっちきて
佐藤「今のショットよかったっしょ??!コートはいる前に嶺にアドバイスもらったんだ!!」
『佐藤が勝手に言ってるし、ショット別によくないし(←負けず嫌い)、だからなんだよ、てか勝手に嶺とか呼んでんじゃねーよ』っていつもなら思うけど
やっぱりその時のオレには堪えた
『嶺はそんなに佐藤と仲いいんだ…もうオレなんかいらないんだ…佐藤に嶺って呼ばれてるし…』『嶺はオレにアドバイスなんかしてくれたことほとんどないのに…』
そんなことばっか考えてた
(あとになって分かったことだけど、嶺がオレにアドバイスをしないのはオレが負けず嫌いすぎて、アドバイスしたら空気悪くなりそうなのと、抜かされる恐れがある人にアドバイスはできないってことらしい…嶺も負けず嫌いだから笑)
さらには、
佐藤「嶺早く帰ろう!!」
とかっつって、嶺を急かして無理に2人で帰る始末…嫌がりながらも結局ついてく嶺にまたオレは落ち込む……
さらに最悪なことに
オレはその佐藤の策略に見事にはまってたせいで、部活にまったく気合いがはいってなかった
もはや部活が億劫になってた
そのせいで1年代表の石原には「最近やるきないけど、やる気ないなら部活でんなよ!」とか言われる…(石原はサバサバしてる奴で、部活には厳しい奴だったから)
オレはかなり凹んだ
部活はうまくいかないし
ぶっちゃけ、佐藤の攻撃は結構堪える
そして、なによりあの朝から何日も過ぎていまだに嶺となにも進展がないこと…
『オレはもう嶺には必要ないのかな…』そんな風に考えるようになった
『考えてみたらオレはたくさん今まで嶺にこんな思いさせてきたのかな…?』
そう考えると申し訳ない気持ちと後悔で、消えてしまい気持ちになった
メールを打つ日に戻れたらって何度も思った…
あの時なんで嶺に間違ってメールなんて送ったんだろうって…
なんでもっと素直にメール書かなかったんだろうって…
悔やんでも悔やみきれなかった…
ちょっと進む量多くしました(^ω^)
書いてけばわかることなんですけど、10月27日はものすごくオレにとって大切な日で…大切な日って言ったら語弊がある気がするけど、とにかく忘れられない日で、伝えられなかったことがたくさんある日なんです。だからどうしてもその日に書きたい内容があって、なんとか間に合わせたいのでこれから進むスピード早くすると思います。だから雑になったらすいません(´・ω・`)
できる限り努力するんで!!
これからもお願いします!!!
あとこれはもう2年近く前なんで会話とかとんでる部分あるんですけど 汗
そういうのは書かないようにしてるので
会話として書いてるのはだいたい間違いない…はず 笑
特に佐藤のは間違いないです(^ω^)ジシンモッテマス!!
いまだに思い出すたびにムカムカするくらい記憶が鮮明です\(^0^)/
コメント毎回ありがとうございます!!