「ユゥちゃんの美味しかった」
「佐藤クンの温かかったよ」
僕は腹や胸にかかった精子を指に付け、わざとイヤらしく舐めました。
「ユゥちゃん!汚いからダメ!」
佐藤クンは急いで僕の身体をティッシュで拭きます。
そして、一緒にシャワーを浴びました。
その日は当然遅刻。
先生には「寮からすぐなのに何故遅刻する!」って怒鳴られました。
佐藤クンは「ユゥちゃんと愛を育んでました」って茶化すように言ったのですが、先生は何も言わずに帰してくれました。
放課後、2年の寮にお出かけです。
もちろんするコトは一つ(笑)
「失礼します」
「ユゥちゃん、待ってたよ〜」
「ほらほら。お姫様が自分で歩くなんてしちゃいけませんよ」
後藤先輩も吉田先輩も良い先輩です。
後藤先輩は明るくて、吉田先輩は優しい。
どちらもバスケやサッカーなどをしてきたスポーツマンで、今は趣味で陸上をしています。
吉田先輩にお姫様抱っこされ、恥ずかしかったです。
一人掛けのソファーに下ろされ、後藤先輩がオレンジジュースを出してくれました。
「先輩…」
「なんだ?」
「悩み事?」
「ぃぇ、その…。実は今日、出ちゃったんです」
「そかぁ…」
「気にすんな。2週間はキツかったな」
「はぃ…。スミマセン」
「イイからイイから」
「長くできるし、な」
僕を元気にしようとする先輩たち。
ちょっと嬉しかったです。
「ほら、風呂に入れ」
「はい」
僕は軽くシャワーを浴びました。
「お待たせしました」
「いやいや。大丈夫だよ」
「ユゥちゃん、早く俺の子供を産んでよ〜」
テーブルの上にはティッシュや玩具やローションが入った箱が用意してありました。