毎日二人でお昼を食べてた。
生徒会長様の祐介は、いつも軽く食べて、俺の顔を微笑みながら見ていた。
付き合ってたわけじゃない。
ただ、あんま性的な興味は無くて、自分でするのが好きだっただけ。
だから、いつもコイツと一緒にいる。
俺は166センチ。
祐介は173センチ。
正直、もう少し身長が欲しい。
眼鏡のせいか、頭が良く見えるが実際頭が良い。
スタイルを気にしているのか、少しは運動している。
まぁ、得意ではないようだが。
ある日の放課後。
祐介に呼び出された。
「祐介、入るぞ」
生徒会室に入る。
そこには一人でお茶を飲む祐介がいた。
「ちょうど良かった。ほれ、これでも飲むがイイ。お茶請けもあるぞ」
「あ、あぁ」
祐介の向かい側に座る。
「なぁ、一つ伺いたい」
「ん?」
「もし、優斗の身体が見たいと言ったら、どうする?」
「は、はぁ!?」
危うくお茶を吹き出してしまうところだった。
「す、スマン。忘れてくれ」
顔を赤くして目を伏せる。
何故か泣いてるように見えた。