「また頼むよ。はい、これ」
「ありがとうございます」
「じゃあね」
「はい」
会釈をし、車を見送っていた。
そんなときだった。
「田中?」
「!?」
振り返ると先生がいた。
内藤雅明。
英語の先生で副担任。
今年ウチに来た先生の中で一番若く、話しやすいコトもあって人気の先生だ。
僕は走って逃げた。
だが、興奮剤の副作用なのか、気持ち悪くなり、すぐに捕まった。
「田中、中学生がこんな時間に何してんだよ」
「先生スミマセン!と、トイレ」
僕は先生の手を振りほどき、トイレに駆け込んだ。
胃の中が空になるまで吐いた。
「大丈夫か?何があったんだ?」
「き、気持ち悪くなっただけですから…うッ」
胃液だけが出た。
僕は吐瀉物を流し、持ってきていたお茶でうがいをした。
「なにしてたんだ?」
「な、何でもないです」
「何でもないって…。夜中の2時に車から降りてくる中学生がいるか?」
「す、スミマセン…」
興奮剤のせいだろうか。
先生を見ていると心臓が速くなる。
しつこくされ、時間がヤバくなり相手しかイカなかったせいか、僕のカラダは反応してきていた。
アナルから精液が漏れてるのが分かる。
ペニスからは先走りが溢れてる。
「はぁ…はぁ…」
息が荒くなってきた。
「お、おい。大丈夫なのかよ」
「センセ…僕…」
イキたい…。
イキたいイキたい…。
「お前…興奮剤かなんか使ってるか?」
僕は何も考えずに頷いた。
「…障害者用に入るぞ」
「はぃ…」
二人で障害者用トイレに入った。