夏休み。
実際夏休みと言っても名ばかりで、終業式の次の日から早速課外があって毎日学校に出てこなければいけない。
勿論俺は課外のあと団の練習をする。
後藤は夏休み前からブロック長の仕事で走り回っていた。
俺は結構めんどくさがりで、しかもぐうたらなので(笑)
遅刻と欠席をしょっちゅうしていた。
体育祭の応援団は、その時期だけでも生活態度を直さなければならない。
なのに団をやってる俺に、後藤は「相川(俺の名字)休むな!!」って怒ってきたりしていた。
俺が鏡で髪直してるとき(笑)に言われたのでびっくりして「お…おう」ってなった。
それが初めての会話。
余計に嫌われた。爆
んで、やっぱクラスの人で気まずい人がいるのは嫌だし、後藤は何故か前から気になってたので、仲良くなりたいけど、なれんなーと思っていたとき。
後藤と接触する機会が出来た。
ブロック長や幹部が太鼓を叩く企画が立てられたのだ。
俺はドラムやってて結構そういうの得意なんで、指導係に任命されてしまった。
それを言い渡されたとき、まず「うわ、後藤に教えないかんやん…」と思った(笑)
放課後、団の練習が終わって帰るとき。
校門を出ると前の方に後藤がいた。
俺は歩くのが速い。
てれてれ歩く後藤に追いつくのが気まずくて(避けすぎw)、裏道の方を通った。
その道は住宅の間にあって、高校生が騒いでうるさいからってことで通ってはいけない決まりになっていた。
まあいいか、と思いそっちに行って音楽を聴く。
後藤の方の道と繋がるところで、後藤と鉢合わせないように若干速歩きで。
そしたら鉢合わせた(笑)
すぐイヤホンを外した。
絡んでくると思ったから。
「お前なんしよーとやー?そっち通っちゃいかんかろーが」
「(やば…)ごめん!!やっぱいかんやったかあ(笑)」
「当たりめーやし。お前なめとー」
怖い(笑)
ブロック長になめとーとか言われた。笑
挙動不審になりながら後藤に近づく。
そしたら後藤が一緒に帰りだした。
えー怒っとるんやないん!
と思ってビクビクしながら後藤の半歩後ろを歩く。
「お前団どげんな感じなん?」
「○○中やろ?」
「太鼓全然分からんっちゃけど!教えろよ」
意外と普通に喋った。
なんだ、そんな怖くないやん、と思った。
後藤はいっつも睨むような目つきしてるし。
本当長くなりますね(汗)
もう少しです、ごめんなさい(笑)