はや「何?」
たい「部活で汗かいてるから、消灯後でいい?」
はや「あー分かった。」
はやとはすぐ部屋を出て行った。
その場しのぎにしかならないの分かってたが、とにかくその状況を打破しなければならないと瞬時に悟った。
はやとには彼女がいる。一回の過ちを継続していくには覚悟がいる。罪悪感を越えて、それを快感としていくのか?でも、僕ははやとに好意を持っているのに違いなかった。
身が引き裂かれそうだった。
にしても、彼の僕へ態度は遠征後確実に冷めてた。
今だってそうだ。いきなり入って来て、出来ないと分かれば去っていく。
僕にどうしろというのだ。
よし「と…たい……たいとっ!」
はっ!!気が付いたら、よしが目の前で慌ててる。
たい「どうした?」
よし「どうした?ぢゃないだろ?風呂っ!びっくりしたぁぁお前呼んでも全然気が付かないから。」
たい「ごめん。考え事してた。」
よし「風呂行こう。そしたら、すっきりするよ。」
頷いて、僕らは風呂へ向かった。
風呂から帰り、部屋でぼっ〜としてた。
課題をしようにも、手に付かないのは分かっていたからしなかった。
どんどん膨らんでいく、はやとへの気持ち…
彼女の気持ちはどうなるのだ。
はやとはあやの事どう思ってるのか?
しかし、僕が人を好きになるなんて…しかも男…
うすうす分かっていたけど、いざっ好きになってしまうと否定したくなる。
頭をフル回転させても答えがでるはずがなかった。
すべてにおいて、はやとが好きという気持ちが勝っているからだ。
そう、考えてるうちに消灯時間過ぎてた。時計をみて、どぎまぎする僕とはうらはらに周りはきちんの時を刻んでいるのだ