ユウと会えない日は更に3ヶ月続き、5ヶ月も会ってない。メールや電話はするものの、内容は短文や数分で終わり、次第に回数は減っていた。多分ユウは俺とは釣り合わない。所詮ノンケだ。勢いでコクった俺のワガママに付き合わせただけなんだ。きっと今になって混乱してるんだろう。それか他に好きな人できたんだ。このまま距離置かれて自然消滅。でもそれじゃハッキリしない。俺から別れ話切り出せばユウもラクだろうな。
そんなこと思いながら、夕飯の買い物をして帰る途中、橋の上を歩いていた。
?「ザマァみろこのチビ!」
俺[何だ?]
橋の下を見下ろした。下の河川敷に鉄パイプや角材を持った男4人と、そいつらに囲まれて倒れてた小柄な男1人。
俺[喧嘩か?何だかやられた人ヤスに似てるな・・・てかあれヤスじゃん!]
橋を渡りきり、土手を駆け下りて橋下河川敷の集団のところに走った。
俺「ヤス!!」
?「誰だ?」
ヤス「く、来るな!」
?「ちょうどいい。おまえもやってやる。」
振り下ろされる鉄パイプや角材を交わして、俺は殴りかかっていった。でも・・・・・甘かった。
ヤス「ドカ!後ろ!」
振り返った視界には、俺を目掛けて振り下ろされる角材だった。避けきれない。思わず目を瞑った。
ヤス「ドカー!!!」
ボゴッ!
鈍い音がした。なのに痛くない。目を開けてみて、見えたものに俺は驚いた。