俺「タバコ切らしたから買いに行ってくる。」
ユウ「あ、俺のも切れそうだから、俺の分もよろしく。」
俺「おう。」
ユウ「そうそう、俺の靴履いてってもいいけど、ちゃんと帰ってこいよ?」
俺「・・・?どーゆーことだ?」
ユウ「祭あった日、ドカ怒鳴って出てっただろ。あんときドカ俺の靴履いてったんだぞ。追っかけようと思ったら、ドカの靴はあるのに、俺の靴無かったからさ。」
俺「・・・気付かなかったー。だから翌朝帰ったとき、玄関にユウの靴無かったワケか・・・。俺って自分からユウに突進してってたんじゃん!」
ユウ「タバコ買いに行かねえのか?」
俺「・・・あ、行って来る。」
ユウ「早く帰ってこいよ。」
俺[そっか、あのときユウの靴間違えて・・・俺って、・・・つくづくドジ!!あ、そうだ、ユウと付き合ったこと、ナンブサンに言ってなかったな。相談にのってもらったのに・・・。あ、タニモトサンにも言ってないし。サクとヤスとアスカなんか、ユウのことは知ってるのに俺が好きだったってことも今付き合ってるってことも知らないはず。これは言うべきか、いずれバレる黙っとくべきか。]
俺「ユウ!」
ユウ「おかえり。どした?」
俺「俺と付き合ってること、どう思う?」
ユウ「嬉しい。」
俺「・・・サクとかヤスに、俺とユウが付き合ってるって知れたら、ユウはどう思う?」
ユウ「別になんとも思わない。祝福してくれる人になら、ドカと付き合ってること自慢したいし、距離置くヤツがいたら、んなヤツどーでもいい。」
俺「そうか。じゃ、俺もユウと付き合ってること、サクとヤスとかに言っちゃっていいか?」
ユウ「そうだな。そのうちバレるんなら、今言ってもいいだろ。まあ、サクとヤスには、付き合ってること自慢したいけどな。」
俺「マジ!?・・・ユウ、惚れなおした!やっぱすげ好きだ。」
ユウ「そ?じゃ、もう一発ヤろっか?」
俺「・・・・・・惚れなおしたっての、撤回しとく。」