俺「あ・・・の、さ。ユウ、・・・昨日のことなんだけどさ・・・。」
ユウ「あー、アレか。モミアゲの」
俺「1本だけ長い毛・・・違ーう!!そこじゃねえ!」
ユウ「あ、わかった。俺のタバコ」
俺「俺と同じセブンスター・・・そうじゃねえって!てか問題そこじゃねえ!」
ユウ「同じセブンスターなんだから、俺のタバコ吸えばいいだろ。話聞かずに買いに出ることねえのに。」
俺「え!?・・・」
ユウ「ドカ、俺のことずっと前から好きなんだろ?」
俺「・・・お、・・おう。」
ユウ「ドカはそーゆーとこわかりやすいからさ。」
俺「・・・マジ!?知ってたのか?俺ってそんなわかりやすいか?」
ユウ「何となくだけどな。」
俺「いつから気付いてた?」
ユウ「半年前くらいから。」
俺「・・・そっか。そうなんだ?俺もユウ好きになったの半年前からなんだ。・・・バレてたか。」
ユウ「確証持ったのは昨日だけど。モミアゲ見てただけなのに、ドカ顔真っ赤にしてたし。」
俺「そっか。・・・で、さ、そのあと俺がユウに言ったこと」
ユウ「俺にキスされるとでも思ったってアレだろ?」
俺「・・・ストレートに言うな!恥かしいだろ!」
ユウ「アレは俺も悪かった。」
俺「なんで?」
ユウ「ドカの気持ちに少しは気付いてたけど、勘違いさせることしたから。まあ、1本だけ長い毛はマジ気になったから仕方ないんだけど。」
俺「だからモミアゲの話はもういい。勘違いは俺が勝手にしたことだ。ユウが悪気感じること無い。」
ユウ「もうちょい早く言ってくれてたら、あのときそのまま行ってもよかったんだけどさ、その直後にドカが怒鳴りながら好きって言ったので確証得たワケだしな。」
俺「そのまま行ってもよかった?」
ユウ「ドカが俺のこと好きだってことはあの時点ではハッキリわからなかったから、俺も止めといただけだってことだ。」
俺「止めといたって・・・な、何を?」
ユウ「キス。」
俺「・・・・・・・・・はいぃ!!??だ、だ、だってさ、ユウは俺のこと好きじゃねえだろ?」
ユウ「好きだぞ。」
俺「す、好きって言っても、と、と、友達としてだろ?」
ユウ「いや、それとは別の好きだ。」
俺「お、お、お、落ち着け、ユウ。お、俺の、言ってること、よく考えろ。」
ユウ「は?俺は落ち着いてるしドカの言ってることわかってるけど?」
俺「なんでそんな冷静なんだーーー!!!」ユウ「おいおい、ドカが落ち着けよ。」