俺「もしもし、どした?」
アスカ「兄貴仕事終わった?」
俺「あーさっき終わったとこだ。」
アスカ「来週のお祭のことなんだけど。」
俺「わかってるって。ちゃんとヤス連れて行くから。」
アスカ「でも途中で2人だけになりたいから、」
俺「はいはいわかったって。でも上手くいくかな?」
アスカ「なんで?」
俺「ヤスは背低いのコンプレックスだからさ。ヤスよか背高いアスカと上手くいくかなって思ってさ。」
アスカ「そーゆー、どうにもならないこと言わないで。」
俺「でもヤスに最初に幸せになってもらわないと、俺が困るし。」
アスカ「え?私じゃなくてヤス君?」
俺「いや、アスカも幸せになってくれないと。」
アスカ「じゃ、兄貴も好きな人いるってこと?」
俺「え!ああ、・・・まあ、な。」
アスカ「じゃ、その人も一緒にお祭に」
俺「連れて行けるワケないだろ。んなことしたら間違いなく邪魔される。」
アスカ「私邪魔しないよ?」
俺「いや、アスカじゃなくてヤスに。そうなったらせっかくの計画もダメになるからな。」
アスカ「そっか、ダメか。じゃ兄貴は好きな人とお祭一緒じゃないんだ。兄貴、ゴメンね。」
俺「いや、いいんだ。そっちのことが先だからさ。」
アスカ「じゃ、ヤス君と上手くいったら、兄貴と」
俺「心配すんな。大丈夫だ。」
アスカ「でも、兄貴が好きな人って気になる。私も知ってる人?」
俺「教えない。それよりアスカはヤスのこと考えてろ。」
アスカ「ま、いいか。兄貴の好きな人そのうちわかることだし。お祭のとき頼むよ。」
俺「はいはい。」