柔らかい亮平の唇に軽くついばむようなキス。わずかに顔を離すと長くて小刻みに震える睫毛がぼやけて見えて。俺の片手は亮平の薄手のシャツの肩から這い昇って、指先がうなじとあごのラインと耳たぶの下あたり。と、亮平がいきなり俺から離れちゃって――
「のど渇いちゃった。お代わりもらおうよ、ね? そっちは?」
おいおい、そりゃないぞ。言いかけたところで、息が荒くなっている自分に気がついたり・笑。亮平は涼しい顔でテーブルの呼出しボタンを押してから、またこっちに顔を向けて――
「一回、注文もってきてもらえば…そのあとはお店の人、まさかすぐには来ないでしょ?」にっこり。ちっちゃく肩なんかすくめるな。可愛いだろうが。
そのあと注文のビールが来るまでの時間の長かったこと。向かいの席に座り直して、焦れったさ抱えた俺を知ってか知らずか、亮平のヤツは残った枝豆を食べながら最近買ったCDの話とか携帯の機種変の話とか。こっちは唇や、さっきより開いたシャツの胸元からのぞく素肌に目が釘付け。んで、ようやくビール到着。
すいません、お待たせしちゃって。(ああ、ホントに待ったよ)。
ごゆっくり。(…いーんだな、ゆっくりしちゃうぞ)笑。
一口飲んですぐ隣に席移動。肩に手を回して、つづきをせがむ俺。いらっしゃいませー…ありがとござーした…追加入ります…そして、グループ客の笑い声。でも俺の耳には、絡めた舌からでる湿った水音しか聞こえない。息苦しくなって、亮平のちいちゃくて可愛い耳にキス、キスしながら指先はジーンズの太もも、ごわごわっとしてるのを這って……。
「つーかまえた」と囁く。声の返事はないけど、おっきく広げた手のひらにジーンズの奥から、ピクンって元気のよいお返事が・笑。ぐーんと背伸びした亮平クン、窮屈なジーンズの中で斜めにおっきしている模様。けっこうなボリューム。どきどき。
俺だけじゃないと思うけど、こうなると中々手を引っ込める気になんないよね?
ごろごろって転がすように。
ぎゅって握るように。
太さ確かめるみたく両側からはさんで、上へ・下へ。
そのたびに亮平の半開きの口から、すごく小さな、でもキモチよさの印の声。
握ったまま動かして、ジーンズのなかでまっすぐオヘソ射す向きに動かすと…かくん、って一瞬抵抗があって、亮平クンがまっすぐになって――
「あー、いまパンツから頭出ちゃったじゃん」俺とおでこくっつけあったまま亮平が説明してくれる。だ・か・ら、キミはその言葉がシゲキ的って知ってるのかな?
ちらっと目を落とすまでもなく、亮平クンの先っぽぷにぷには、今ごついバックルの真下にあるってわかる。リミッターがまた吹き飛んで、たいらなおなかとジーンズの隙間に……あーあ、俺の指ってば、勝手に潜りこんでるじゃん!(若干うそ)
ぬるり。熱っ。ぬるり。
ジーンズと下着で押しつけられてる亮平クン。お腹との間に指先を入れると、窮屈な中にも潤滑液が早くもいっぱい。
「濡れてるよ、エッチだね」お約束の言葉・笑。ていうか、俺が相手にコレを言うときには自分もかなーりの確率でぬるぬるしてますが何か?笑。思い出しつつ書いてる今だって(以下略)。
「エッチだよ? ん…でも…どっちがエッチなんだか…」
亮平はいいながら、すこーしだけ上体をうしろに傾けて…ってことは、俺が触りやすいような体勢で。ってことは触ってほしいっていうサインにちがいない、と調子づいて、指2本でぱんぱんの先っちょをジーンズの中で挟んだり摘んだり、ぬるぬると、にゅるっ…と。
いじりながら顔をのぞく。さすがに恥ずかしそうな顔。目があうとにっこり。こんな笑顔の可愛いイケテル子の、ビンビンぬれぬれの性器を居酒屋個室でいじくってる俺ってどうよ? どうよ…ときかれても困るでしょうが、困っているあいだにも、俺の口にはよだれが溢れてきてて、それはどうしてかっていうと――
「りょーへい、こうしたくなっちゃった」
俺はこそこそ共犯者の囁きでいいながら、亮平クンのおつゆで濡れた人差指をくちゅって舐めて見せた…。
(だらだら長くてすーいません。もうちょっと続きます)
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★マサさん
★けいたさん コメントありがとうございました。すげー、うれしい\(^O^)/