しょうさん、お待たせしました。論文の準備のためのリサーチと、学部生のための中間試験の準備&採点をしなきゃいけなかったりで全く書く暇がなかったんですが、今日ちょうどキリがいいところまであがったので寝る前に少し書こうかと思います。
さみさん、QAFは俺のバイブル的TVドラマですw本当ノンケの役者がほとんどなのに彼らの演技(特にセックスのときとか)めちゃくちゃリアルじゃないですか?また面白くかけるように頑張ります・・・w
俺はメガネを一組しかもっていないため、普段授業にかけていくZoffの太縁、むしろ牛乳瓶の底のようなやつをかけたまま出かける羽目に。服はクローゼットに掛かったシャツで目に入ったものを着て、ジャケットは玄関に放り投げてあったものを肩にかけて家を出る。
おそらくこんなぐちゃぐちゃな姿でMの前に現れたのは初めてだったはず。
表に出ると、車の運転席からサングラスをかけたMが手を振っているりりしい姿が見えた。
M「何だよ、そのメガネ笑。似合ってねーぞ」
「おめかしする時間も与えてくれなかったんだからしょうがないだろ!そんなに早く俺に会いたかったの?w」
M「まーな。。。最近忙しかったみたいだし、声かけてみたらOKだったから速攻出てきた。」
「・・・・まじで??うわ〜、恥ずかしい・・・」
お昼はダウンタウンの、ランチをする場所としては結構人気があるカフェ。
春休みのせいか学生はいなかったけど、知り合いに鉢合うこともなく、かえって好都合だった。
食事が終わって、コーヒーをすすりながら談笑する二人。やけにセンスのいい格好をMがしていたため、俺は集まる視線が気になって恥ずかしかった。これだけモテる男が20過ぎても童貞だったのは、主義の問題なのか?男に走る前にいくらでも女の子をひっかけられるだろうに…
M「やっぱメガネはずしてるときのほうがIは可愛いよな。いっつもはコンタクトなんだろ?」
「いや、授業とか、教えるときも教わるときもメガネ。生徒と教授に色目つかってもしょうがないし、カロリーの無駄だから。」
M「はははは!なんだ、じゃあ前から俺に対しては色目を使ってたわけ?」
「いやいやいや!まさかMがバイだなんて思ってもいなかったから。ていうか俺がメガネしてるとこ見たこと無かったわけ?」
ちょっとMの顔色に不機嫌さが浮き上がった。
M「ない。じゃあ何?俺からアプローチしなかったら全然俺なんか眼中に無かったのかよ?」
「んーー・・・どうだろう。もともと当てにしてなかったから。興味が無かったというより無益な恋愛はしない主義だから。Mが俺のストライクゾーンど真ん中なの自覚ないわけ?今はもうちょっと望みあると思ってるけど、あんた女に走るかもしれないって思うと深入りしたくないってのはあるかな・・・それに何で俺とする前は童貞だったの?俺なんか相手にするよりも女の子を捜したってすぐに見つかるだろうにさ。」
M「別に女と付き合ったことが無かったわけじゃないけど、主義の違いでいつも失敗してたからな…。あんまりにも手を出さないから、向こうが先にしびれを切らして他の男に走ったりして、それで経験が無かったんだよ。でも遊びではセックスはしたくなかったから。」
「ふ〜〜〜ん・・・女に対してはまじめなんだね。俺相手なら別に遊びでもいいと思ったわけ。」
今度は俺のほうが不機嫌な顔をしてるに違いない。
M「いや!遊びというか・・・まぁ確かに最初は酔った勢いって言うのがあったけど、最初に男とすることを想像したときIみたいな奴だったらいいかなって思ったのはあった。そりゃお前くらいしか俺の周りにゲイのやついなかったけど…最近はただヤるだけのつもりでお前とこうして時間過ごしてるわけじゃないと思う。自分でもよく分からないけど、お前といるのが素直に楽しいから、もっと自分自身の気持ちもお前のことも知りたいと思ってる。」
「(ぅ・・・出た、これで惚れるなっていうのが無理だろ!)そっか・・・」
M「おう・・・」
なんとなく気まずくなってしまったので、俺たちはそのままカフェをあとにしてMの家に向かうことにした。道すがらよったレンタルショップでXboxの戦争ゲームとアルパチーノのゴッドファーザー(Mの大好きな映画らしい)、それから俺の見たかったハリーポッター(笑)の新作を借りて行った。(こっちのレンタルショップではゲームソフトから、ゲーム機まで借りることが出来る)
と、途中で一軒のお店が目に入った。。昼間なのに赤いネオンの文字がどかっと店の前に。ショーケースにはガーターベルトにシースルーのパンティーとレザーのコルセットをつけたマネキンがどかっと飾られている。そう、大人のおもちゃのお店。
店のドアには六色の虹色の旗が立っている(Gay Friendlyのサイン)。
俺は大して気にも留めなかったが、Mが車を急に止めて店の横に駐車した。
「ぇ?」
M「・・・ちょっと覗いていかないか?」
長い夜になりそうな予感がした。