えと。
ホントにすいません。
こんなとびとび更新で。
意味がないと思いつつも。
もちょっと続けます。
「俺んちに…。
ずっと…。」
かなたは。
表情一つ変えずこっちを見てた。
学食にいる人はまばらだった。
俺はいまいち自分が言ったことを理解できてなかった。
かなたはやっと俺から目をそらした。
かなた「意味わからんし。
無理に決まってるやん…。」
かなたはフツーにそう言った。
フツーに考えたらそう。
無理に決まってる。
かなたは中学生。
どこの親がよくわからん元家庭教師の大学生に子供を預けて引っ越しする?
そんなこと最初からわかってる。
かなたはいつもと同じように冷たい口調だった。
「わかってるけどさ…。」
再び沈黙。
「…かなたと。
離れるとか考えられへんし。」
大きな声を出してた。
人は少ないといっても学食に何人かはいる。
チラチラとこっちを見てた。
もう。
周りを気にするとか…。
完全に頭に無かった。
「無理やったら…。
俺も福岡行く。」
俺は子供か…。
後から考えると恥ずかしい。
大学もまだあるし…。
かなた「もういいって…。」
かなたはバカにしたような感じで言った。
かなた「そんな遠くないし…。
福岡とか。」
かなたは帰っていった。
かなたは普通にそんなに深刻に考えていないのかもしれない。
会えんくなったらなったで向こうで楽しくやってるのかもしれない。
いろんな人に出逢うやろうし…。
新たな恋愛をするかもしれない。
かなたぐらいの年頃だったらそれが当たり前やし…。
大したことじゃない。
俺と会えなくなることなんか…。
もうなんか…。
どうでもよくなってきた。
帰った。
帰り道。
ゼミ友のたけるにあった。
たける「最近どーよ?」
「おぅ。」
どーなんやろ。
俺。
たける「てかさ。
最近みらいちゃん会った?」
「え。さっき。」
たける「みらいちゃんも大変やんなー。
ちゃんと慰めたったかー?」
「えっ?」
たける「えって…。
知らんとか?
みらいちゃんのお母さん亡くなったって。」
は?
なんやそれ…。
知らんし。
みらいには何も聞いてない。
いつもと同じ感じだった。
確かに無口やったけど…。
自分のことで。
全く何も気付かなかった。
みらいのお母さんは病弱で何度か入院したりしてたのはなんとなく知っていた。
そんな大変なときに。
俺の話を聞いてくれて。
俺は。
自分のことで頭がいっぱいで。
そういえば。
最近はずっと相談してた。
俺のことばっか。
みらいはよくしゃべるけど。
自分のことはあまり話さない。
みらいに電話しようと思ったけど…。
何て言ってあげたらいいのかわからなかった。
メールが来た。
かなたからだった。
かなた(課題明日までなん忘れてた。
手伝って。)
…意味わからん。
(ごめん。ちょっと忙しい。)
断った。