それから僕たちは、むせるくらい強く抱き締め合った。
壮介の小さい耳を軽く甘噛みした。壮介の息遣いが荒くなっていく。
その壮介の熱い吐息を聞いて、僕はどんどん加速していく。
壮介の首筋に舌を這わせて、もう一方からは壮介のシャツをめくり、あのピンク色の乳首を愛撫した。
そして、舌を首筋から乳首へ移す。
壮介が大きく体を仰け反らせた。
壮介の乳首はとても柔らかかった。
僕があの憧れのピンクの乳首を舐めているのかと思うと、夢のようだった。
すると、壮介の手が僕の爆発寸前の陰茎に伸びてきた。
壮介の手に弄ばれて、カウパー腺液が出ているのがわかった。
僕の興奮は最高潮まで達して、壮介のペニスにも手を伸ばした。
しかし、その瞬間に壮介の手によって制止された。
そして壮介は、僕の腕の中から逃げていった。
僕は、その瞬間に冷静さを取り戻した。
僕はここまで来て、しまったと思った。
「先輩…、僕自分のベッドに戻ります…。」
「おう…。おやすみ。」
「おやすみなさい。」
取り返しのつかないことをしてしまったことから激しい自己嫌悪に陥り、いっそのこと皆の前から姿を消そうと思った。
皆の寝息が耳についてなかなか寝付けなかった。