初めまして、MiZです。
この話はモバゲー内でも連載していますが、こちらにも載せます。
エロ描写は少な目ですが、軽い感じで書いてますので読みやすいと思います。
春が来て、学年が一つ上がった。
桜が満開に咲き乱れ、町中がピンクに染まり、やがて町全体が初々しく輝き出す。
僕は今でも疑問に思うが、春の空はどうしてこんなに青いんだろう?
この眩しい程の空の青さは、どんな絵の具を使っても表現しきれない。
そんな青空空の下、うちの学校にも新入生が120人近く入学してきた。
我が中学校は、1学年に3クラス、全校生徒350人程の小さな学校だ。
バスケ部は総勢20人ちょっとのこじんまりとした部活で、今年は8人の新入部員が入部してきた。
その中に、佐野壮介というのがいた。
こいつはマジでヤバい!色白で華奢な体。一言で言えばエロい体つきだ(笑)。
小さな顔に、目はクリッとしていて、髪はサラサラだ。
しかも、ちょっと同じ匂いがする奴だった。
ゲイというのは、雰囲気で大体それと分かるものだ。
それに、壮介は当時の言葉で言う"乙女系"な所が少しあった。
女っぽいのとは違うが、何というか小池徹平のような、と言うと分かりやすいのだろうか?
そんなこんなで、段々と壮介に惹かれ始めていた。