トイレに逃げ込んだ自分は、呆然としてました…
先輩が自分の事を好き?
理解できませんでした。
今まで冗談で好きとか言ってたけど…
あれは冗談じゃなかったのか…?
いろいろ考えてると、
辰「優介、大丈夫か?」
自「…大丈夫っす…」
辰「ちょっと出て来てくれないか…頼むから…」
辰先輩の悲しそうな声を聞いて、胸が痛くなりました。
とにかく先輩と話さないと。
そう思い、トイレを出ました。
目の前には、今にも泣きそうな辰先輩が立ってました。
辰「やっぱ嫌だよな…男に告られるなんて…嫌なら嫌って言ってくれ…」
辰先輩は泣きながらそう言いました。
そんな先輩を見て、自分の中で答えが出ました。
自分は先輩に抱き着きました。
182センチある辰先輩と、162センチの自分…
大人と子供状態です。
自「自分も辰先輩の事、気になってました…ってか先輩の事好きです。」
卓先輩の方が好きだったが、卓先輩には可愛い彼女がいる…自分には振り向いてもらえない…
だけど、辰先輩は自分を思ってくれてる。辰先輩も好きなわけだし…辰先輩と一緒に居たら幸せになれるかも…
そう思い、辰先輩の思いを受け止めました。
辰「本当か!?本当にか!?」
自「本当です。」
辰「そっか…じゃあ俺と付き合ってくれるか?」
自「はいっ!自分で良ければ…」
辰「お前じゃないとダメだよ…」
辰先輩の顔が近付いてきました。
すげぇイケメンの顔が近付いて、マジ鼻血でそうなくらい、ドキドキしました。
辰先輩の顔が寸前まできたので、自分は目を閉じました。
その瞬間、辰先輩の唇が自分の唇に触れました。
辰先輩の唇は、温かくて、柔らかかった…
タコ焼きのソースの味が気になるが…
優しいキスでした。
何秒がキスして、唇を離した先輩と見つめ合いました。
辰先輩は照れた感じで、
辰「部屋、戻ろっか(笑」
先輩の照れ笑いの顔に、自分はやられました…
自「そーっすね(笑 先輩…」
辰「ん!?」
自「大好きっす…」
辰「俺も…」
すると辰先輩は自分を、持ち上げて、お姫様抱っこしてしてくれました。
そして、そのまま部屋に連れてってくれました。
自「先輩…恥ずいっす…(笑」
辰「自分でやっといてなんだけど…俺も恥ずいわ(笑」
やばい…そんな先輩に、悩殺されました。
続きます。