普段の生活に戻って、僕も翔も部活をがんばっていた。
翔を見かけるたびに、あの時のことが脳裏によぎって、
どうしても頭から離れなくなってしまっていたんだ。
翔とはクラスも違ったから、あんまり学校で話すことも無くて、
部活も違ったから、普通の生活をただただ僕達は繰り返してた。
ある日、部活が終わって、帰ろうとしていたら丁度
翔も野球部が終わったみたいで、呼び止められた。
翔: たくみ〜!!部活終わったん??
僕: うん、翔も??
翔: 今終わった所、一緒に帰ろうぜ!!
小学校も一緒だったから、家の方向が一緒だった僕達は
一緒に帰ることになった。
だけどどうしても、僕は自然教室のときのコトが頭から
離れなくて、落ち着かない感じだったんだと思う。
翔: そういえばさー、自然教室の時のコト覚えてる??笑
こんな一言から、全てが始まった。
僕: 翔の変態っぷりが炸裂したやつね笑
でも他の人には言うなよ??絶対にっ!!
翔: 固かったもんなたくみの笑
僕: 彼女いるのに変なことすんなよ 笑
ばれても知らないぞ??
翔: そんくらいで別れたりしねぇよ!それよりさ、お願いがあるんだけどいい?
僕: 何??
翔: あの時また今度って言ったよね??今からしない??
僕: え??なんでいきなり??
翔: 見えてるよお前の元気なやつ(笑
あん時約束したじゃんか!!それに、彼女とエッチするときの
練習として相手してほしいしさ??だめ??
欲望に勝てなかった僕は、断ることができなかった。
僕の町にある大きな山みたいな森林公園ですることになって、
僕達はその公園に向かった。
その時何を話してたかなんてことは、あんまり覚えてないんだけどね。
<続く>