俺は只今モデル中…
そんな俺がモデルになる頃、3年前から現在までの話を書きます。
今から3年前、当時俺が19だった頃…毎日いつも通り学校に行っていつも通り帰って行くそんな生活の中、その日はいつも通り学校に行っていつもとは違う寄り道をしてみた。
いつもとは反対の電車に乗り渋谷で降りた…掲示板の人と待ち合わせをしていたからだ。
でも俺はこの街が苦手だ…あまり来たくなかった。交番の近くの公衆電話の横でボーっとしてたら1人爽やかなお兄さんがこっちに向かって歩いて来た。
(えっ…この人!?めっちゃ格好いい↑)
なんて考えてたらもう俺の目の前まで来てる…
(待ち合わせの時間より少し早いし着いたっていう連絡も無いし写メと雰囲気違うケド…)と考えていたら
お兄さん「いっ、今ちょっとお時間ありますか?」
(あっ…この人ぢゃないんだぁ↓)とちょっと残念に思い
俺「はい。少しなら」
と棒読みに答えた。
お兄さん「ぁ…あの今、モデルのスカウトをしてましてあなたは凄いスタイル良いし雰囲気あるから是非やって貰いたくて…」
(ちょっと緊張してるのかあまり目を合わせず言葉が詰まってしまったお兄さん。)
俺「あっ…あのぉ」と言いかけると
お兄さん「あっ…どこか事務所とか所属してますか?」
(いやいやそれより先に自己紹介だろっ!!)と心の中で突っ込み、
俺「まさか僕がモデルなんてしてるはず無いですよ!!それよりまず名刺とか渡したりするんぢゃないですか!?」と強めの口調で言ってしまった…
お兄さん「あっすいません!!私はこういう物です。」と名刺を渡して来た。
(名前は廣瀬さん。事務所は…あまり雑誌を読まない俺でも知ってる所だった。)
廣瀬さん「やって頂けないですかねぇ?」
俺「いやいや、僕なんかに務まりません。学校もバイトもしてるんですいません…」と断った。断ってしまった…
廣瀬さん「そうですかぁ…ぢゃあもし興味が出ましたらいつでも連絡下さい!!お時間取らせてすいません…ありがとうございました。」と握手を求めて来た。
俺も戸惑いつつ手を差し伸べ握手を交わし、廣瀬さんは爽やかな笑顔で去って行った。
その後、掲示板の人と会ったがさっきの事が頭から離れずお茶だけして帰って来た…