感想まじ嬉しいです☆一日一個は更新していきたいと思います。
俺は強行手段に出た。
部活の合宿とかで必ず朝、起きない奴はいる。俺は比較的寝起きが良く、いつも起こし役にまわっていた。
そこで覚えた技…。
それは寝ている奴に布団ごと思いっきり抱き着く。そうすればビックリ&苦しいで必ず起きる。笑
まぁ技ってほどでもないか…笑
他にも起こす方法はあるが、俺はあえてこのやり方にした。
そう、起こすって事にして、ただ、抱き着きたかっただけなのだ。
深呼吸をする。
そして………………
ガバッッ!!!!
「っ!!!!!!?」
「起きろ〜この寝ぼすけー」
そう言ってもっと強く抱きしめる。
「う゛ー..苦しいっずよ゛ー」
駿はようやく起きたようだ。
だけど俺は離さない。
「先輩、まじ苦しいです。もうしましぇーん。泣」
何をしないのか分からなかったが本気で泣きそうだったので俺は駿を解放した。
「お前はなんでいつも寝てんだよ?!てかそもそもなんで俺の部屋にいるわけ?!」
「だって先輩遅いんすもん。」
と、涙目で言う駿。
てかかわいすぎる。
「いやいや、理由になってないから笑!だからなんでここにいるん?」
「もっと先輩と話したくて、授業中も先輩の事とか考えてたら、会いたくなっちゃった☆笑」
「会いたくなっちゃった☆じゃねぇよ!!なんで俺ん家知ってんの?」
「だって通学路っすもん。だから登下校の時、いつも先輩見かけてました☆」
全然知らなかった。てか後輩なんだから知らなくて当然だけど…
「そうなんだ。まぁ全然いいけどよ☆てか明日部活は?もう8時過ぎてんぞ?!」
「明日は午後からだから大丈夫です!!」
「そっか☆ならいいけど。」
……………………………
なぜかしばらくの沈黙...
すると駿が、
「先輩、今日泊まっていってもいいですか…?」
「…………」
ん?!今泊まる言った?!
ちょちょちょちょっと待てよ…
かなり動揺する俺…
「ダメすか…!?」
ダメなはずかない…
ダメではないけど…………
俺はエロい事しか想像出来なかった…。もし泊めたら俺は襲ってしまうかもしれない…笑焦
「すいません…今日は帰ります」
駿はそう言って立ち上がった。
「別に…ええよ!!」
なぜか関西弁…笑
「ホンマすか!?☆」
そして駿もなぜか関西弁…笑
さっきまでとは打って変わりいつもの笑顔でそう言った。
「とりあえず母ちゃんに言ってくるわ。」
俺ん家には部活の奴らもよく泊まりに来てた。だからなんてことないのだ。
そして初めて駿と夜を共に過ごす事になった。