俺はそっと近付いてみた。
そして男の顔を見た…
かっこいい…と、言うよりかわいい…。俺は感じた事のない感情に戸惑った。
スヤスヤ寝ている。何故か動けない俺…。しばらくしてチャイムが鳴った。
「ん゛っー...」
その男が起きた。
「!!!っビックリしたー!」
そう言って俺を見上げる。
寝ていた時はかわいいって感じだったがやっぱりかっこいいの方が合っていた。
「えっ!!誰すか?なんか用すか?」
恐る恐る俺に聞いた男…
やっぱりかわいいかも…。
なんて考えたが何か言わないと!!!
「てかこの場所俺なんだよね」
と、意味不明な事を言ってしまった。
「はい??」
ヤバイ…完璧変人だと思われてる…。
「てか何年?」
俺は話しを反らした。
「二年すけど…」
「名前は?」
「駿です」
「なんで告白断ったん?」
「………」
気付けば一方的に質問責めしていた俺…。そして流れでさっき見た告白の現場の事を聞いてしまった。
「てかなんで知ってんすか?」
「いやっそれは…だから」
俺はここに来ていた事を話した。そして学校への不満、クラスに対しての不満も言っていた。
駿は黙って聞いてくれた。
なぜか駿には話せた。てか誰かに聞いて欲しかったのかもしれない。
だいたい話し終わり…
「てか先輩の名前は?」
「俺は3-6の川島勇気」
「バスケ部でしたよね?」
「おう!なんで知ってん?」
「俺、バド部でいつも隣のコートで練習してましたから!」
それからしばらくいろんな事を話した。
こんな感じで出会いは微妙だったが俺らは不思議なくらい話しが合った。そして明日もここに来る約束して教室へ戻っていった。
この出会いで俺はたくさんの事を学んだ。これから俺の新しい生活が始まった。
エロいとこもあるんですがまだ先なんで末永く読んでくれたら嬉しいです。