しかし、それが間違った選択だった。
「ヤス」
シンも着いてきてしまった。
「シン、何で着いてくんだよ」
「なぁ、お前、して欲しいんだろ?俺に」
「何バカ言ってんだよ」
後退りするうちに、壁に追い込まれる。
「お前の感じるとこ分かるの、俺だけだから。女としても、気持ち良くなかったろ」
「シン、もう俺たち別れただろ」
「ここが弱いんだよな」
抱かれ、耳を舐められる。
「ンッ」
身体に力が入らない。
「ほら、気持ちイイだろ?お前には俺が必要なんだ」
「ダメッ!シン」
「ヤス〜、みんな行っちゃうよ……」
シンで見えないが、声からしてユウが来た。
「ヤス!シンくん!何してるんだよ!」
「ユウ、助けて」
「シンくん、止めなよ!ヤスが嫌がってるじゃん!」
ユウがシンを引っ張るが、身長的に敵うわけがない。
「ユウ、ほら、見てみろよ」
シンがまた耳を舐めてくる。
「ヤッ!」
身体は敏感に反応してしまう。