そして 2ヶ月が過ぎ・・・
俺もだいぶ慣れてきた。
だいたい出来るようになった。
だが、日曜日にくるピークは半端ない。
どんどん注文がはいっきて
俺では回せない
多田さんに助けてもらったりして
そのとき一緒に仕事をするのが何よりも好きだった。
でも相変わらずその女に嫌味は言われた。
俺は本当のことだけあって言い返すことが出来ない。
閉店をこのころからやらされるようになった。
閉店は9時から11時まで。
その二時間の間は二人きりでやらなければいけない。
しかも一人はレジに出るから中の仕事は一人だ。
俺は全くやったことのないご飯をついだり、揚げ物もやらされるようになった。
やったこともないのに出来るわけもなく・・・
しかもその夜はいつもその嫌味な女と二人でやったから・・・最悪だった。
でも今日は違った。
なんとその女が今日休みで、他に閉店までやる人がいないから、店長が出ることに。
9時から11時まで二人きり!!
よっしゃぁ〜〜
俺はこのときを待っていた。
二人きりで出来るなんて・・・
でもそんな喜びもつかの間。
めちゃくちゃ客が来て大変だった。
10時からは人が減り、俺は店長と裏で休憩した。
そのときの時間が一番幸せだったな。
「中曽根君は(俺の苗字)彼女いんの?」
「俺はいないですよ」
「そうなん?なんか彼女おりそうやけどね。つーか仕事なれた?」
「はい。楽しいです」
「そっか。よかった。なんか始めのころ凄く疲れた顔してたからさ」
「あ・・・(笑)そうですね。あのときマジ辞めたかったですよ」
「俺も本当に仕事出来んくてさ、辞めようかと思ったよ。ピークとか大変やし おっ!!もう11時になるな。片付けようか」
「はい」
俺は片付けをして、多田さんはレジのお金を集計する。
終わった後、着替えることに。
先に多田さんが着替えた。
そのときカーテンから出てきて、
「見て俺の腹筋!!すごくね?」
俺は思わず飲んでいた、リンゴジュースを吹いた!!
喉につまらせた。
ゴホンゴホンやってた。
「何興奮してんの?ハハハ」
そのときの多田さんの格好は上半身裸で、ボクサーパンツ姿。
「俺野球してたんだよ。腹筋今でも鍛えてるしね。今25歳になった今でもバリバリよ」
「凄いですね。。」
そういいながら俺は多田さんの腹筋とパンツにしか目がいっていなかった。