その時は授業は始まったからそれで終わった。授業は無事終わり僕はいつも通り一人で帰ろうとした。階段を下りていると後ろから
T:お〜い!!おいてくなよぉ…
僕:え…ごめん。。帰ろう思って…
T:一緒に帰んだよ!
Tは僕の頭をぽんぽんたたいた。俺もそこそこでかいんだけどTのほうが少しでかい。
何から何まで自由だなこいつ…と思ったが内心はやはり嬉しい。聞くところによると電車の方向が一緒らしい。自分は全く気づかなかったんだけど…。それを知ってたから俺に話しかけたらしい。電車の方向に感謝した(笑)電車が混んでたから結構密着(笑)今日初めて喋ったのにこの状況はなんだろうと思いながらも束の間のひとときを楽しんだ。
T:そーいや…かなり今更だけど名前は?
俺:知らないのかよ!最悪だな〜俺は鈴木宏人(仮)
T:俺はT(一応Tにしときます)。Tって呼んでくれ!みんなからなんて呼ばれてる?
俺:うーん…苗字かな。鈴木!
T:じゃあ俺はみんなと違うふうに呼びたいから宏人にしよ。ひ・ろ・と♪
俺:はいはい…じゃあこの駅だからじゃなー
T:じゃなーメールしてくれよー
この日はこれで終わった。こいつが自分からメール送るの苦手だなんて信じられん!そう思いながら帰った。