いつか話したい。いつか話したい。
俺はそんなことばっかり考えていた。
結局それが現実になるときがきた。
ある日、俺はいつものように、近代西洋史の教室に行く。
あの子が朝早く来ることは知っていたから、話すために俺は朝早く来た。
案の定、俺が気になっている子が真ん中あたりの席に一人で座っていた。
今日も可愛い。
俺はその子の後の席に座ることに。
後を振り向いてくれないかな?
俺は話しかけるキッカケを待っていた。
そのとき、後のほうでギャルの女が
「今日、近代西洋ないらしいよ!休講やって」
「マジ!?なんなんそれ!!」
休講?マジせっかく朝早く来たのに・・・
俺は思い切ってこの場をかりて言ってみた
俺「あの、休講ってマジですか?」
その子「そうらしいですね。せっかく早起きしたのに」
俺「俺もなんですよ」
その子「ハハハ」
笑顔を見てキュンとしてしまった。
可愛え!
俺「あのさ、同じ学科だよね?」
その子「経営学科?」
俺「うん」
その子「そうなんだ。」
少し会話が途切れる。
でも俺は話しだした。
俺「そういえば、名前何っていうの?」
その子「 錦戸浩介 」
俺「真柴健二です。よろしく」
俺「浩介って呼んでいい?」
浩介「うん」
それから俺たちは仲良くなったんだ。
一ヶ月が過ぎると、浩介も俺のこと健二って呼んでくれるようになった。
照れ屋なところが可愛い。
友達は話しかけれなくて、いなかったらしい。
俺が大学入って初めての友達らしい!!ヨッシャー!
俺の肩ぐらいしかない、小柄な浩介が愛しかった。
ギュって抱きしめたくなる。
性格は、凄く頑張り屋で、素直で、シャイな子。
俺は浩介を知れば知るたびに好きになっていく