僕は悠斗。
高校3年生の受験生。
僕の初めて好きになった人は、
同じクラスの佑哉。
今まで恋愛は男女間だと
思ってたのに…
僕は君に恋をした。
佑クンは廊下とかで見掛けても、
いつも明るくて…人気者で…
友達から佑クンの話とかよく聞いて…
携帯が同じって聞いたときは、
本当にドキドキしたんだよ。
ホントに最初に佑クンに会ったのは、
2年の時選択の美術の時間だった。
君は覚えてるかな…。
僕、ずっと佑クンを見てたんだよ。
誰もいなくなった美術室。
君の座っていた椅子に座る。
それぐらいしか出来なかった。
ちゃんと話す機会ができたのは…
今年の春。
3回目のクラス替え。
僕はそんなに期待してなかった。
だけど君は同じ教室にいた。
すぐにでも話したかった。
…でも君は人気者で近付けなかった。
同じ教室にいるのに…
何もできないままその日は終わった。
家に帰ってからはずっと溜め息ばかり。
携帯でCOOlboys!を開き、
君を探してみるがいるはずがない。
…君はノンケだから。
COOlboys!の掲示板にもよく書いてあるし…
"ノンケに恋したって傷つくだけ"
恋愛は諦めてただたんに友達に
なろうと決心した。