続き書きます。
メールにはこう書いて有りました。
「さっきはごめん。あのさ、今日夕飯でも食べに行かない?おごるからさ。しばらくは会えないし、仕事お疲れ会って感じで。」
そうか。
もう、来週には移動なんだ。
メールを見て、実感しました。
返事は「いいですよ」と返信しました。
最後になるんだろうな。
時がたてば、こんなこともあったなーって思うくらいになってしまうんだろうな。
この時はそう思っていた。
定時になると、Sさんが自分のところに来た。
「もう上がれる?」
「ごめん、まだ仕事終わってないんだ。あと30分くらい待っててもらえるかな?」
「わかった。俺、休憩室にいるから。」
急いで仕事を片付け、Sさんのところに。
とりあえず、近くの居酒屋に二人で移動しました。
「乾杯」
二人で仕事についてのことや、愚痴、最近のお互いの趣味などについて話していると、早くも1時間くらい経過していました。
自分はこう見えてもお酒には強いので、多少ふらふらしていますが意識はしっかりありました。
そして、Sさんは結構お酒に弱いみたいで、だいぶ酔っているようでした。
「なぁなぁ。Iさん(俺のこと)は好きな人とかいるんすかー?」
酔っているので口調がいつもとはちがかった。なんか、これはこれでかわいくみえた。
「今はいないかな。この業界ってそういう機会ないじゃない?」
「まじっすかー。俺はそんな業界で好きな人見つけましたよー♪」
「そうなんだ。どんな人?」
「年上の小さくてかわいいIさん」
ある意味ストレートすぎて、思わず笑ってしまいました。
「なんでわらうんすかー」
「だって、なんかかわいくって(笑)」
「かわいいのはIさんっすよ!押し倒したいくらい。」
「はいはい、わかったから。危ないから動かないの。」
近くにあるお酒をこぼさんばかりにリアクションをするSさん。
その後はわいわいとじゃれあいながら、お酒を飲み続けました。
Sさんが酔いつぶれそうなので、なんとか歩ける状態で居酒屋を後にし、タクシーに乗り込みました。
「SさんSさん。寝ないでw家って確か○○ですよね。」
「そっちだねー」
「Sさん(笑)」
なんかSさんが上機嫌のようでした。
タクシーに乗ること1時間、Sさんの家に着きました。
Sさんの部屋になんとか到着し、無事帰宅。
自分が体が小さいから介抱大変だったことを今でも覚えてます。
続きます。