困ったことが生じた。
二人とも精液まみれ。
当然、匂いもしてる。
ティッシュで拭き取ったが、布団のシーツもビショビショ。
二人でどうする?と相談した。
で、叔母さんに「クーラー入れてなくって汗かいたからもう一回風呂入るわ」
と言って、風呂に入る事に。
おば:「なんや、あんたらまだ起きとったん?仲ええなぁ。はよ入っといで。まだ、あとがつかえてるから二人で一緒に入ったら?」
言われなくてもそうしてた。
二人で湯船つかりながら話した。
おれ:「なぁ、さっき兄さんのビデオで見たって言ってたけど、男同士のビデオあるんか?」
りょ:「兄貴の引き出しに1つだけあったんよ。普通のエロ本とかばっかりやけど。その中にホモビデオがあってん。けんじ来たら見せよう思ってたけどこの前みたらなくなってたわ。兄貴は彼女おるし、あんましそういうのは興味ないんちゃう。男同士ってTVで出てくるおかまみたいなんばっかりやと思ってたんよ。せやけど、結構普通の大学生みたいな人とか出てたで。けっこうイケメンやったで。」
おれ:「ほんなら、なんで兄さん持ってたんやろ?」
りょ:「なんか、バイト先にそっち系の人がおるっていうてたで。ちょっと見てみたくなって借りたんちゃうかなぁ。そんなこと兄貴に聞かれへんし、分からんけど」
・・・・・
そして、もうひとつの問題が汚れたシーツ。
これは、りょうすけが機転きかせてくれた。
エッチした方の布団のシーツは、翌朝叔父さん叔母さんが仕事に行った後こっそり洗っておいてくれることに。
そして、汚れてない方の布団で、二人で寝た。
帰る荷造りをした後なので、りょうすけの服を借りた。
りょうすけのカラーブリーフとTシャツ。
抱き合った。
りょうすけの匂い。
忘れないように、何度も嗅いだ。
股間にペニス同士が触れ合う。
ブリーフの布越しに。
もう勃つ元気はなかったが、その感触を忘れないようにいつまでも触れさせあった。
そして、いつの間にか夢の中だった。
翌朝、おばさんに起こされた。
おば:「なんや、あんたら男同士で抱き合って寝て。布団どうしたん?」
僕は焦ったが、りょうすけは「寝る前に麦茶こぼしたから、あとでシーツ洗っとくよ」
おば:「そうかぁ、洗ってくれるんやったら助かるわ。それより二人とも、はよご飯食べや。汽車の時間遅れるよ。」
おばさんは階段を下りつつ、急に振り返り、
おば:「降りてくる前に、股間のテントなんとかしときぃや。」と笑いながら言った。
僕は恥ずかしかったが、りょうすけは「いつも言われるんよ。えっちな話も平気でしよるんよ。この前なんか『もう生えてきたか?』って。親に言われるほど恥ずかしいもんないわ」
今にして思い返せば、叔母さんは気付いていたのかも知れない。
僕たちのイケナイ遊びを。
匂いも充満してたやろうし、ゴミ箱にティッシュ。
古い家だから、声や振動はつつぬけ。
でも、気付かない振りをして、オレのお袋にも言わないでくれた。
高校時代の話もありますがとりあえず、おわりです。
読み返してみると、まだまだ文章ヘタですみません。
ありがとうございました。
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