新しいケータイ。
アドレス帳には、玄武君のメルアドが入っている。
あとケータイ番号も。
なんだか、嬉しい。
なぜかメールした後の次の日はなんだか、心がうきうきしてしまう。
寒い朝もなんだか気持ちいい。
あれから、いつもの時間にバスに乗っているが、青山君はいない。
どうやって学校に行ってるのか知らないし、知りたくもない。
俺にとってはもう過去の存在になっていたんだ。
玄武君しか今は見えてない。
もう町はクリスマス一色になっていた。
そろそろクリスマス。
玄武君は誰と過ごすのだろうか。
なんてことを考えていた。
あれからも、俺たちは連絡をとりあっている。俺も何度も老人ホームや障害をもっている子供たちの学校にも足を運んでいる。
学校は違うけど、俺は玄武君が好きだから、ついていってる。
クリスマスはどうやって過ごすんだろう。
俺は聞いてみた。
するとサークルの人とだって・・・彼女はいないっぽいな。
俺はホッとした。
なぜかそのクリスマスパーティーにも俺が参加することに!!笑
まったく無関係なやつだけど、みんな仲良くしてくれる。
12月24日の夜にみんな集まった。
ボランティアサークルは7人っていう少ない人数だった。
しかも3回生2回生しかいない。
7人中、4人が女の人で後が男の人だ。
クリスマスパーティーといえば、シャンパン。
シャンパンもあるし、酒もあるし。
俺も少し飲んだ。
帰るつもりだったから、酒は控えて、ジュースばっか飲んだ。
みんな酔っ払っていて、
俺に絡んできた。
マキさんっていう人でギャル系ファッション。
マキ「ケンジぃ〜〜飲んでるぅ〜あんたぁ〜もっと飲め飲め飲め飲め」
俺「はい・・(笑)」
奈々さんも絡んできた。普通のおとなしい人
奈々「マキぃ〜〜あんたなぁ〜あたしのケンジ君やでぇ〜」
マキ「はぁ?わりゃあ、うっさいじゃ!!ボケ」
マナ「あぁ〜〜?おんどりゃあ、ぶっ殺すでぇ〜」
なんだか、恐い(笑)いつものおとなしい奈々さんが酒によって変貌。
玄武君はというと、酔っ払って、喋りまくってる。
そして野球拳〜と叫びだし。
あらよっあらよっと服を一枚一枚脱ぎだす。
みんなが歓声をあげる。
「ひゅー〜いいぞぉ〜脱げ脱げ!!」
女の人たちもギャハハハ笑いまくって、もう一体何なのかわけがわからない状態。
玄武君は、パンツ一枚で踊ってる。
そのパンツ姿に俺は勃起していた。
だって、白いボクサーでもっこりが透けて見えるようなやつだし。
それにつられて、
ユウキさんもパンツ姿になり、阿波踊りをしている。
みんなバカみたいに騒いだ後は、寝た。
いっきに静かになる。
全員が寝た。
俺は帰るわけにもいかず、俺も寝ることにした。
すると玄武君はムクっと起きて
俺のほうに近寄ってくる。
俺はドキドキしていた。
でもトイレらしい。
「しっこしっこ・・・」
ふらふらとおぼつかない足で歩きだし、ユウキさんの足にひっかかり俺の上に覆いかぶさった。
うわ〜重!!
そのまま玄武君は俺に抱きついて寝た。
裸の玄武君に抱きつかれてるし、しかもパンツ姿。
股間が足元に当たる。
玄武君はムニャムニャ言いながら、ずっと俺に抱きついてる。
俺の興奮はマックス状態だ。